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馬鹿者たち

きのう書いた記事で大ボケをかましました・・・。思わず自分でコメントしてしまいましたが、トリュフォーの「大人は判ってくれない」の原文タイトルについて、勘違いをしていました。

これはコメントしたあと、もう一度仏和を引いたら

faire les quatre cents coups

ばかなことばかりしでかす乱れた生活を送、と普通に慣用句として載っていました!

意味としては悪さをする、が正しいようです。すいません(汗)。
でも、傷だらけも悪くないんじゃないかって気もしてます。アメリカでは昔400回の鞭打ち、というタイトルで公開していたらしいです・・・。

ちなみに私が愛用している仏和辞典はこの二冊!

旺文社のロワイヤル仏和中辞典、これは改訂版も出でいますが、私が持っているのは前のバージョン。解説がていねいでわかりやすく専門用語も豊富に載っています。

それともう一冊、もうずいぶん使い込んでいるのは白水社のディコ仏和辞典、わたしが持っているのはこれの初版。なんと中辞典にも載ってない語尾を見つけることもあります。いちばん新しいこの版は新語が豊富で、長く使える最も現代的な仏和辞書だと思います。

ところで二日前の記事でちらっと「PCの調子が悪くて疲れました・・」と書いていたわたし。実はその前日「新訳星の王子さま」の弟五章の締め切りの日だったのですが、その日の夜「さぁて、投稿の入力をしなくちゃ」と思ってはじめたが、なかなかサーバーにつながらない! それでも、やっとのことでどうにかつながったので、まぁ大丈夫だろうと入力画面で打ち出したが、残り時間もなくなっていくし、ひとりでかなりパニクってしまい、結果なんとか時間内に送信ボタンを押すことができました・・・。だけど、なんだか怪しい・・・部分的に飛んでるような・・・機械も変だったが、自分も変だった・・・大丈夫なのだろうか・・・誤字脱字だらけの妙な訳文を送りつけていないだろうか・・・

その夜ほとんど寝付けなかったわたしは、翌日新たに怪しそうな部分を再入力、もう5章の受付は締め切っているというのに後半の部分を謝罪のメッセージと共に送りました。

するとその翌日「星の王子さま編集部」の方からこんな暖かいメールが届きました。

くりしぇさん

いつも素敵文章ありがとうございます。
私たちとしても、くりしぇさんには是非★完走★を目指してい
ただきたいと思っていますので、今回の途切れてしまった部分
の投稿をうけつけることにしました。ご心配なく!

ペンネームも「く」となっていましたが「くりしぇ」として大
丈夫でしょうか?

(中略)

これからも星の王子さまのホームページを一緒に盛り上げてい
ってくださいね。


ちなみに「くりしぇ」というのはそのプロジェクトのわたしのペンネームです。
・・・やはり、おかしなものを送っていたらしい・・・「く」はやばいよ!! 誰、あんた?って感じですよね(笑)
もちろん、わたしもお礼のメールをすぐに送りました・・・たしかにPCの調子も悪かったが、いつもぎりぎりに伸ばしていたわたしもいけなかった・・・これからまた何があるかわからないので、今度からは早めに訳して締め切りぎりぎりに送るのはやめようと心に誓うくりしぇでした。
ちなみにその締め切りの日は甥の誕生日で、夕ご飯食べた後、くりしぇさんはガキンチョ達とまったりとケーキを食べてくつろいでいました・・・。(笑)
「星の王子さま」、後回しにされてましたね・・・(爆)

いやぁ、重ね重ね、ほんとにすみません!

タイトルの馬鹿者たちは、もちろん、しゃるろっととくりしぇのことです。(同一人物だけどね・・・)

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2005年06月29日 | 訂正と反省★ | こめんと 4件 | とらば 1件 | とっぷ

不幸のとびら

さてさて「異邦人」の一部も原文であと10行ほどになりました。今日で一部を終わらせます。

それにしても怖いタイトルを付けてしまいましたね。読んでくださっているみなさんは、お気づきのようにこのカテゴリーのタイトルは窪田啓作の訳した文章のなかから、毎回わたしが選んでいるんですが、このタイトルは怖い! 自分だったらこんなタイトルのブログを見つけてもクリツクしないよー。(笑)

今日お送りする部分はフランス語でも日本語訳でも、つっこむところのない名文だと思いますが、わたしは意外なところにはまってしまいました。まぁ、それはさておき、はじめましょう。

ムルソーがアラビア人をピストルで撃ってしまったところからです。

c'est là, dans le bruit à la fois sec et assourdissant que tout a commencé.

乾いた、それでいて、耳を聾する轟音とともに、すべてが始まったのは、このときだった。

さて、ここでいうすべてって何でしょう?

toutを名詞として引くと全体という意味のすべてとも出てきますが、重要なことという意味も出てきます。
なんだか、くちはばったいですね。わたしがあれこれ言わなくてもいいかって感じですね(笑)

最初この小説を読んだとき(もちろん日本語で)、このすべてが始まったっていうフレーズかっこいいと思いました。そして、今まで繰り広げてきたムルソーの坦々とした日常はほんのイントロダクションに過ぎないのか、これからこの小説盛り上がるのかなって期待したけど・・・甘かったです。(笑)

J'ai compris que j'avais détruit l'equilibre du jour, le silence exceptionnel d'une plage où j'avais été heureux.


昼間の均整と、私がそこに幸福を感じていた、その砂浜の異常な沈黙とを、うちこわしたことを悟った。

昼間の均整って何でしょう?(つっこんでますね、やっぱり・・・)
原文を読むだけだとjour日の光という意味にもなるので、最初太陽のことかと思ったんですが、昼間のことを言ってるんですか・・・。詩的なフレーズですね。(汗)

Alors, j'ai tiré oncore quatre fois sur un corps inerte

そこで、私はこの身動きしない体に、なお四たび撃ちこんだ。

Et c'etait comme quatre coups brefs que je frappais sur la porte du malheur.

それは私が不幸のとびらをたたいた、四つの短い音にも似ていた。

この二つの文を並べたのはquatreが二回続いて、corpscoupsで韻を踏んでいるので、続けてこの二つの文を読むと音感がきれいだと思ったからです。
そして、わたしがはまったのは、このという数字。日本ではは死を表す縁起の悪い数字になっているけれど、フランスではまったくそんなことはないのです。では、なぜ? なにかを暗示しているのか、それとも、たまたまだっただけか・・・。
そこで、わたしはこのquatreについて、仏和で調べてみました。
するとcomme quatre という慣用句がありました。度を越して並外れてという意味で、mangerと組み合わせて、ものすごく食べるという意味で載っていました。
さらに、ここの趣旨から外れるけど、子供がmon quatre heuresと言うと、おやつという意味になるらしい。フランスの子供のおやつは一時間遅れか・・・。
まぁ、それはいいんですけど、ここではquatre coups 四発だけど、Les quarte cents coups四百発というタイトルの映画があります。
わかりますか?
なんとトリュフォーの「大人は判ってくれない」です。前々からこのタイトルは??って思っていたんですけど、こんなところで取り上げることになろうとは。驚きましたねー。これもネットで調べたんですが、この映画の記事をたくさんみつけたけど、原文のタイトルについてつっこんでいる人はみつけられませんでした。
もちろんその映画のcoup打撃とかショックという意味のほうで、そのタイトルは傷だらけというニュアンスなのかなと思うのですが・・・どうでしょうか?

すっかりムルソーそっちのけでにはまってしまったわたしでした。

あっ、不幸のとびらはそのままでしたね。なんのひねりもありませんでした。(笑)

さて、「異邦人」も一部が終わりました。
このまま二部に移るよりは、このブログはおもいっきり読んでいる途中から始まっているので、さらっとですが最初からおさらいをしていこうと思ってます。
今日もわたしの勝手なアプローチに付き合ってくださったみなさん、本当にありがとうございました。

2005年06月28日 | 「異邦人」を読む | こめんと 3件 | とらば 1件 | とっぷ

ルーアンの街に恋して

今日は朝からどんよりとした天気です。
圧倒的に太陽がギラギラしている、カラッとした青空が好きなのですが、たまにはこんな日もいいかも。
こんなお天気の日に思い出すのはルーアンの街。
ルーアンというところは本当に毎日雨でした。
わたしは秋から冬にかけてここに留学していたのですが、太陽をおめにかかれる日は月に一度あるかないかくらい。

わたしはルーアンの町並みが大好きでした。ゴシック様式の教会も大好き。
なかでも毎日眺めていたい!というくらい大好きだったのはこの大聖堂。

img105.jpg


写真を撮った日はすごい青空ですね。
わたしはパリからルーアンに旅行するちょうど前日に、偶然オルセー美術館でモネのこの教会を描いた連作を見ていました。
グレイッシュなトーンのその作品にとても惹かれました。そして本物の教会を見たときはとてもうれしかったのです!
パリの次に留学先をルーアンに決めたのも、この街に一目ぼれしたからなのです。この教会を日常的に眺めることができたら素敵だろうなって本気で思いました。人も親切そうだし、とても暮らしやすそうだというのも理由に含まれるのですが。

ルーアンでエステの勉強をなさっているMARCHさんのブログ、懐かしいなと思いつつ、よく覗かせてもらってました。

MARCHさんのカテドラルの写真はこちら

わたしが留学していたころはまさに修復作業の真っ最中という感じで、この教会のいたるところに工事中のように足場が組まれていて、ビニールがかかっていたのですが、彼女の写真を見るとすっかり修復も終わってきれいになってますね。白くなってるし。
ちなみにこの教会は第二次世界大戦で被爆していたので、わたしが見たときは内部のステンドグラスなどもあまり残っていなくて、かなり痛々しい感じがしたのですが、今はどうなんでしょう?
退廃的な美しさでいっぱいだったんだけど、きれいに整っちゃうと逆に味気がない気もするのですが・・・

さて、ルーアンの街中の写真もアップしてみました。
ごらんのように木組みの家が軒を連ねています。どの家も二つとないくらいオリジナルで、いろんな色が組み合わさっています。

img1103.jpg


こういう家々を眺めながら散歩するのが大好きでした。
ルーアンはノルマンデイ地方の首都にあたるのですが、平日は街の中心も静かなので、とてものどかな気分で歩けます。

img1101.jpg


この家はなんだか和風ですね。よく見ると窓ガラスが一枚一枚違う色になってて凝ってます! そして、ゆがんでますね。

ルーアンは細くて曲がった道もよくありました。

img102.jpg


これはメインストリートからちょっと入ったところにある道なのだけど、真ん中のほうが盛り上がっていて歩きにくそうです。
それに、すごく苔むしていますね。
猫がいたので、そのとき遊びに来ていたいとこと友達と写真を撮っていたら、そのうちの一匹がいとこが置き去りにした買い物袋を覗き込んでいます。

img104.jpg


とても古くて味のある街だと思いませんか?
パリに住んでいる人でも、行ったことがないという人がけっこういたけど、もったいないです。
ルーアンはお店もたくさんあるし、買い物もゆったりできますよ。ギャラリーラファイエットは確かに小さいけど、フナックやアビタなどのお店は、パリよりも利用しやすいと思います。
それに、かわいくて庶民的なパティスリーがたくさんあるのがうれしい。ノルマンデイの林檎のタルトはおいしいですよ!

なんか、観光案内みたいになってきたけど(笑)、そうそうMARCHさんのブログできれいなお花がたくさん出てくるので思い出したけど、クリスマスのシーズンに、最初の写真のカテドラルの前にある広場に白と黄色の菊の花で出来たプロムナードが飾られたときは本当に感動しました。モネもかなり浮世絵が好きだったそうだけど、フランスにいて驚いたのは日本の文化が好きだという人が意外に多いということ。漫画や漢字が若者文化に溶け合っていたし、日本のことをよく知っている人に何人も会いました。
ゴシック教会と菊という組み合わせは、日本人には思いつかないかもしれないけど、本当に、自然に美しかったです。
わたしはそれを見て菊の花が好きになりました。ボタン菊の色とか昭和初期っぽい香りがすると思いませんか?

ルーアンについては書きたいことが山ほどあります。わたしもホームステイしていたけど、そこの家族は本当に素敵な人たちでした。いつかそのことも書いてみたいです。

きのうは新訳星の王子さまの締め切りだったのですが、PCの調子がおかしくて、かなり疲れてしまいました・・。

こうしてルーアンの記事を書いてだいぶ癒されました。

2005年06月27日 | ホームステイ・イン・ルーアン | こめんと 4件 | とらば 0件 | とっぷ

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