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まだまだイラスト募集中!

★お知らせ★

イラストを提供してくれる方をまだまだ募集しています!
枠は1名ではないので、お気軽にどうぞ! あなたの作った作品の画像などでもokです。まだまだチャンスですよー。
単なる目立ちたがりでも、オリジナリティがあればジャンルなどは問いません! この際、このブログのイメージなど気にしなくてもよいですよ!!! (なんちゅー、企画だ。。。) しかし、猥褻なものはお断りします。

応募は今月末まで!! 問い合わせのコメント歓迎します!!!

詳しくはこちらを!!

★追記★(8月26日深夜)

現在、2名の方が決まりました! もちろん、イラストを掲載するときにはその方々のブログのご紹介も、簡単になりますがさせていただきます。
あと、1、2名を希望しています! いままで、コメントしたことのない方もご遠慮なくどうぞ!

2005年08月25日 | お知らせ | こめんと 4件 | とらば 0件 | とっぷ

私を裁くために

このタイトルでお気づきでしょうけど、「異邦人」を読みます。(なんか、久々かも?) 王子に比べると、こっちのムルソーのほうは影が薄いような・・・、いいんです。地味にやります(笑)。

さて、今日はママンのお通夜のシーンです。眠ってしまったムルソーは人の気配で目を覚まします。ママンの友人たちが部屋に入って来たのです。彼らの様子はというと・・・

ils glissaient en silence dans cette lumière aveuglante.

黙ったなり、このまばゆい光のなかへ、すべりこんで来た。

ここで黙ったなりと訳されているen silence を仏和で引くと、静かにものを言わずに黙々とひそかに逆らわずに、といろいろな意味が載っていました。どの言葉を選ぶかによってニュアンスが変わってきますね。

隅々まで初対面の彼らをじっと見たムルソーですが・・・

Je ne les entendais pas et j'avais peine à croire à leur réalité.

声が耳に入らなかったので、現実に彼らがそこにいるとは、信じにくかった。

leur réalitéは直訳すると彼らの現実ってところでしょうかね。
それにしても、この窪田啓作の訳にしても「星の王子さま」の内藤濯にしても句点が多いなぁ。ちなみに前者は昭和29年、後者は1953年(昭和にすると何年?)に初版が出ているので、当時の日本語って今よりゆったりとしていたのかな・・・なんて考えてもみたりもして。それだけにひとつひとつの言葉に重みを感じたりもします。

ところでこのシーンでのムルソーは、ママンとの思い出に浸ったり、自分のなかに沈み込んだりといった心持ではないようです。ママンの友人たちを実に冷静に観察して、こんなことを考えています・・・

Je n'avais encore jamais remarqué à quel point les vieilles femmes pouvaient avoir du ventre.

私はこれまでばあさんたちの腹がどれほどつき出ているか、気に留めたことはなかったのだ。

les vieilles femmesはここでばあさんたちと訳されていますが、フランス語のレベルとして失礼な呼び方なのでしょうか? 単数に直すと、la vieille femmeになりますが、これは一般的におばあさんと言いたいときに使う表現で、ここでばあさんとくだけた感じで訳されているのは、ちょっと強引な気もします。くだけたいときはla veilleと言います。こうすると丁寧さには欠ける呼び方になります。話し言葉で親しみを込めて、おばあちゃんと言いたいときは、これにbonneをつけて、bonne vielleとすると失礼にならないそうです。ちなみにveilleの後に雌のヤギbiqueをつけると、くそばばあになるそうです。なぜ、ヤギ???

あと、avoir du ventreで、腹が出ているという表現になります。今、仏和で名詞のventreを調べていて面白いと思ったのは、慣用句でavoir quelque chose dans le ventre、これは直訳すると、腹になにか持っているといった意味になりますが、実は、やる気がある意欲がある、という意味だそうな・・・なんだか日本語の観念でいくと理解しがたいですね。一瞬、裏表があるっていう意味かと思いました(笑)。

一通り、老人たちを観察し終えたムルソーは、こんなことまで考えてしまいます・・・

J'ai eu un moment l'impression ridicule qu'ils étaient là pour me juger.

彼らが私を裁くためにそこにいるのだ、というばかげた印象が、一瞬、私を捕えた。

この窪田啓作の訳いいですね。J'ai eu l'impression queを、印象が私を捕えた、としています。これはもっと自然に訳そうとすれば、私は~な気がしたというふうにもできるのですが。こちらのほうが緊張感を感じさせますね。

ところで、ムルソーという人間像について考えてみるとき重要なキーワードとはなんでしょうか?  幾つか思い浮かぶのですが、実はそれはわたしが最近「星の王子さま」について考えるときのキーワードと同じなのです。そのキーワードとは、ずばり「愛」です。「星の王子さま」は「愛」とは何か? ということを考えさせられる物語だと思います。一方、ムルソーにはこの「愛」という感情とは無縁の存在です。
わたしは10代で「異邦人」を読み、20代で「星の王子さま」を読みました。多感な頃に、この愛の欠落したムルソーを知って衝撃を受けました。よく考えることなのですが、これがもし逆だったらなぁ、最初に「星の王子さま」と出会っていたら、わたしの人格形成にもっとよい影響があったのになー(笑)、などと考えることがあります。もちろん、他にもそれなりに、いろいろな本を読んできましたが、わたしは漠然としたフランスのイメージとして、「異邦人」の影響を受けています。あと、その周辺の例えばサルトルとか、倉橋由美子の初期のフランスかぶれ丸だしの小説とか(この表現はいけませんかね?)、安部公房とか(彼も仏文科だったような・・・)、あとまぁ、渋澤龍彦とか、10代の頃は背伸びしてそういうのを読みたがっていたのです・・・いや、いや。。。今はそうでもないし、音楽でもなんでも年代と共に嗜好が変化していったので、そういうものをとてもここで網羅できないのですが、フランスのイメージというのも多種多様で、日々イメージなんてものは自分のなかでも変化していっているし、だいたいフランスっていっても地方によっていろいろだし、年代によってもいろいろなので、漠然と「フランスって・・・」っていうのは今更ないのです。「フランス人はこうだ」とか一般論では言えないと思うのですよ。ま、そんなのあたりまえだって感じですけど、でもステレオタイプの人は案外いるのかもしれないし・・・ね。ま、ちょっと語ってしまいましたが(笑)、収集がつかなくなってきたので今日はこの辺にしておきます。

本当にスローペースのこのカテゴリーですが、気長にやりますので。。。今日も読んでくれた方、ありがとうございました!

2005年08月25日 | 「異邦人」を読む | こめんと 2件 | とらば 0件 | とっぷ

パリを歩けば

今日は真夏のパリのサンルイ島の景色から。




いやぁ、なんでしょうこの青空は! パリのイメージ(?)をくつがえすほどの紺碧の空ですよ!
こんな天気のいい日の午後は、ベルティヨン(Berthillon)のアイスでもお持ち帰りして、お散歩がてらセーヌ沿いを歩きながらパクついたりしてたなぁ。シックな店内には入ったことないけど。。。ところでベルティヨンってフランス、いやヨーロッパで一番おいしいアイスが食べられるお店と言われているんですね。わたしはどっちかっていうと、パリではムフタール市場にあるイタリアン・ジェラードのお店の方が好きなんですけど。。。ニースでも市場通りのジェラードが異様に(!?)好きだったなぁ。。。まぁ、どうでもいい話ですけど(笑)。

ところでパリの建築物といえば、上の写真のような20世紀初頭に建てられたオスマン様式のアパルトマンが主流なのですが、中心部からはずれるとモダンな集合住宅をみかけることもあります。




これはモンパルナスの駅から近い場所にあるのですが、中庭からみると、このように壁一面ガラス張りで円形になっています。写真で見ると重厚そうに見えますが、本物はもっとぺらぺらした感じ(笑)で、意外と威圧感のない建物です。
わたしは結構モダン建築とか街中のオブジェをチェックするのが好きなんですが、さすがにパリはその点ではネタがいっぱい転がっている街といえるでしょう。

と、いうわけで今日は華の都(ぷぷっ)、パリの街中でみかけた愉快な(?)オブジェをお送りします。




これははじめてパリに旅行に行ったとき見たシャンゼリゼにあったオブジェ、巨大です(笑)。このとき野外彫刻展をやっていたようで、あとで判ったのですが、この作品はニキ・ド・サンファルナナ・シリーズでした。「ドーン」の黄色バージョンのようです。それにしても「ナナ」っていうのはエミール・ゾラの「娼婦ナナ」をはじめとして、ゴダールの「女と男のいる舗道」の娼婦に転落するヒロインの名前も「ナナ」、日本で言うと「あけみ」って感じなのかな。お水っぽい名前なんだろうか。。。そういえば、ゲンズブールが飼っていたブルテリアも「ナナ」だったな。。。




ニキ・ド・サンファルといえば、こっちのほうが有名なのかな。ポンピドゥ・センターの前にある噴水オブジェ。(水圧がきついのよね、この噴水・・・)夫であるティンゲリーとの共作で『La Fontaine des automates 』(自動人形の噴水)というタイトルだそうな。
これも充分インパクトあるんだけど、これを見るたび、わたしは草間彌生のチューリップ・オブジェを思い出してしまうのですが。。。
そのオブジェは松本市にもあるみたいだけど、今回はフランスのリール・バージョンでどうぞ!(で、でかいっ!)この画像、壁紙にでもどうぞ♪(そんな勝手に・・・)




こちらもはじめてのパリ旅行で出会いました。モンマルトルの丘を下りながらプラプラしている時、普通の住宅街のガレージみたいな空間にいきなり壁抜け男発見!
わたしは見た瞬間、「これはジャン・コクトーね」ってとっさに思ったのですけど。。。なんとなく形而上学的なかほりが漂っていませんか? で、検索して調べてみると、これ、ジャン・コクトーの恋人だったジャン・マレーの彫刻作品、その名も「壁抜け男」でした! そしてここはマルセル・エメ広場といって、昔は駐車場だったそうです。あとびっくりしたのはこの斜め前に映画監督のクロード・ルルーシュが住んでいて、毎日大きな犬と散歩をしているそうです。ちなみにマルセル・エメというのは「壁抜け男」を書いた作家です。




こちらは二度目の旅行で遭遇。レ・アールに程近いサン・トゥスタッシュ教会の前の広場にある、アンリ・ド・ミラーの「L'écoute」(聴く)というオブジェです。耳のところ落書きされていますね。よく子供たちによじ登られたりして、いじめられっこです(笑)。その様子はコチラから。わたしが見たときは、ポツンとしてたけど(笑)、よく手の所にはまって陽気に記念写真撮ってる人とかいるそうです。。。




そしてこちらは結構知られていると思います。パレ・ロワイヤルの中庭にあるダニエル・ビュランのストライプの円柱彫刻です。背の低い柱はよく観光客や散歩に来た人々の椅子代わりにされてます(笑)。
そして、その裏側にある公園で、留学しているとき学校帰りのお散歩中にわたしが見たものは!!!




なんでしょ? このベィビー???
柔らかそうに見えるけど、艶を抑えた陶器で出来ていて、なかなか重厚で巨大でした。このとき、カメラのフレームにどう入れるか悩んだような記憶が。。。左側にいるおじさんがわたしを見てニコニコしてますね。。。かがんだりいろいろやってたもんなぁー(恥)。
この日は野外彫刻展をやってたみたいで、他にもいろいろな作品が展示されていたんだけど、これしか写真撮ってませんでした(笑)。気に入ってたらしい。。。
パリは他にも街中の広告が面白いんですよね。メトロの広告とか大好きです。ちなみはフランスは日本と違って広告に裸を使用するのがOKの国なので、白昼堂々、女性のセクシーな(いやらしい感じはしないけど)裸の写真を目にする機会が多かったような気がします。香水の広告やなんかも、そういうのが多かったような気がするなぁ。。。
ま、バカンスシーズンのセーヌ沿いでやってるパリ・プラージュ(なんか、すごい人で賑わっているらしいけど)にもトップレスの美しい女性が普通に日光浴しているらしいし、いろんな意味で目の保養になる街ですね(笑)。
あ、パリ・プラージュは渋谷にも進出したって聞いたけど、だいぶニュアンスが違うような・・・あ、もう終了してましたか(笑)。

2005年08月23日 | パリの出来事 | こめんと 6件 | とらば 0件 | とっぷ

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