
最近、結果がアップされるのが早いですね〜。25章です!
今回のパイロット賞はプティムートンさんです! このブログのコメント欄にやってくる方で、この賞に輝いた方々、なんだかんだで4人目ですね。優秀作品のなかにはoomotさんも。
おめでとうございます!
そして、今回のくりしぇさんの王子、ちょっと偉ぶったキャラにしたので読んでね♪ 今回はかわいくないのよ〜。
以前21章の記事でいろいろな方の名前を出して訳の読み比べをしたからでしょうか、実は参加者の方からメールをもらったりもしました。いろいろ勝手にいじらせてもらってますが、内容としては好意的なものばかりです。恐縮だとまで言う方もいました☆
・・・というわけで、今回も勝手にいじらせてもらいます♪ みなさんの訳文には今回もクスリとしたり、うなったり(!?)しました。さあ、読み比べてみましょう。
今回は、プティムートンさんからいただいたコメント「Douxという単語は意味が広くて難しいですね」や、oomotさんからいただいたコメント「doux は、この後の章でもくせものですねー」を受けて、「C'était doux comme une fête」の部分、内藤濯さん訳で「お祝いの日のごちそうでも食べるように、うまかったのです」の部分を、みなさんの訳文で読み比べてみました。
これが実にいろいろな解釈があって、わたくし、本当にうなってしまいました☆
今回は38人全員の訳を載せてみました。分類するのも難しかったのですが、ざっとこんな感じでしょうか。
★この形容詞のdouxを「もの」と解釈した人★
「それは祝宴のように甘美なものでした」=葦野美保子さん
「それはお祭りのように甘味なものでした」=ベルさん
「それはまるでお祭りのようにたおやかなものだった」=ケセラJさん
「それは、お祝いの時の、うれしい贈り物のようだった」=あぱさん
「お祝いごとのお菓子のように、それはすてきなものだった」=ラ・パンセさん
「それは祭りの日の食事のように心にしみるものだった」=deuxさん
★「水の味」「水のおいしさ」と解釈した人★
「お祭りの日のごちそうのようにおいしい水だったんだ」=ももんがさん
「それはお祝いごとで飲むみたいに美味しかったのです」=くりしぇ
「それはまるでパーティーのごちそうのように美味でした」=Mihoさん
「それは、お祝いのときのお菓子のように、おいしかったのです」=砂漠の三毛猫さん
「それはお祝いの日のように甘美でした」=milouさん
「それは、祝宴のもてなしと同じように、美味しく豪華だったのだ」=Neigeさん
「お水はまるで、パーティで出る飲み物みたいに甘かった」=みみずくさん
「まるで祭りのように甘い水だった」=hanaonaraさん
「水は、お祭りのような心地よい味がした」=ごまちゃんさん
★「状態」や「状況」と解釈した人★
「お祭りのように楽しかった」=mutsuさん
「それはお祭りみたいに楽しかった」=モヨ彦さん
「それはお祭のような喜びでした」=はつよさん
「なんだかお祭りみたいな楽しい気分になった」=うさクマさん
「それは、お祭りのように心はずむことだった」=プティムートンさん
「私はお祭りの日のようにわくわくしていた」=pashaさん
「これはお祭りより楽しかった」=chocolatineさん
「祝祭の日のように穏やかだった」=Niniさん
「祝祭日のように穏やかでした」=にっこりさん
「まるで祭日のように穏やかだった」=ナオさん
「聖なる日のようにおだやかだった」=vendredi13さん
「お祝いでもするかのように静かにです」=サハラの砂粒さん
「お祭りのようにすてきな気分だった」=Nさん
「お祭りのように、すてきでした」=みちよさん
「まるで何かのお祝いのように心地よかった」=りえぞうさん
「お祭りのときみたいに満ち足りた気分だった」=ももさん
「その様子は、何かうれしいことがあったときみたいに僕の心を温かくさせた」=malenaさん
「そのようすには、祝いの日のような、こころよいなつかしさがありました」=oomotさん
・・・この解釈の場合、その「状態」になったのはパイロットか、王子か、あるいは二人ともか、三通りも考えられますね☆
★「時」と解釈した人★
「それは祝宴のように甘美な時だった」=こみちさん
「それは宴のように心地よい甘美な瞬間だった」=Cazさん
「心地いいひとときでした」=La Petite Princesseさん
「お祭りみたいに心地よい時間がながれる」=みゅうさん
「まるでお祭りに来た時のように穏やかな時間が流れた」=bichetteさん
・・・形容詞のdouxを仏和で引くと、いろいろな意味が載っています。
「甘い」「うまい」「穏やか」「心地よい」「静か」「心にしみる」「なつかしい」など・・・どの言葉を選ぶかによって、ずいぶん感じが変わってしまいます。
本当にいろいろな解釈が出揃いました。この部分はたぶん新訳でもいろいろに分かれているんでしょうね。なんだか読んでいるうちに、わけがわからなくなりました〜☆
もう一度、この章はじっくりみなさんの訳を読んでみたいと思います。
では★
あ、感想文、書かなきゃ。。。星の編集長☆ユキちゃん(22才)からのお願い、みなさんも聞いてねっ(笑)。
この読み比べは興味深いですね。わたくしも、うなりましたよ。皆さんのさまざまな表現を眺めていてふと思ったのですが、このfêteには直後につづくノエルのfêteの場面がすでに反映されているのかもしれないですね。
くりしぇさんもoomotさんも「(お)祝い」でしたが、けっこうそれが近いのかな〜と。わたくしは、なんとなくいわゆるお祭りを思い浮かべていました。そういう意味では、「祝祭」という表現は万全な気がしました。
プティムートンさんのご指摘の通りノエルを髣髴させているのですね。
みなさん、前後の関係から文章を補ったりしていて、ワザを感じました。この部分だけを見るとさまざまだけど、和訳したものを読むと、この部分はさらりと見逃してしまいそうですね。
全体のバランスもあるので、ここのフレーズだけで、どうこうという感じでもないのですが、わたしはここを「聖なる日」と訳した方は、スゴイと思いました。
この部分だけでも、いろいろな解釈があって面白いです!
クリスマスに出版する予定でレイナル&ヒッチコック社から依頼があり、Le Petit Prince は書かれた経緯があってこうした記述があると、山崎さん訳の訳注(アメリカで出版されたのは、1943年の4月)と、小島さん訳の訳者あとがきにあります。
ここの内藤さん訳は、旧訳英語版( Katherine Woods訳)参照疑惑を抱いています。“It was as sweet as some special festival treat.”です。
これだと、この文だけみると、たしかに「ごちそう」とか「ほうび」ともとれてしまいます。
最近買った新訳英語版(Richard Howard訳)は、“It was as sweet as a feast.”なので、やはり、この文だけだと、「ごちそう」にもとれます。
でも、甘いごちそうとなると、やはり、ケーキなのでしょうか? 水とはちがうイメージが…。(笑)
英語はわかっていないつもりでも、なんとなく読めますねー。フランス語から覚えた英語も結構あります(笑)。
やはりフランス語っていーわと思いました♪
あと、英語版のほうは、いわゆる plain English というのですか、わりとやさしめの英語で訳されているのですが(やっぱり、児童向けと思われているのか?)、英語で読んだほうが、私にはわからないところもあります…(ちがうお話に思える)。
フランス語って深いですよ。
この場合は自らの解釈も文に載せてしまうわけだから、いろいろ考えられた訳(つまり時間のかかっている訳)になります。読み手としてはわかりやすいし、読んでいて自然な感じ。訳するほうも大変です☆
そのまま和訳すると、なにかショッキング、またはユニークな感じにもなりますよね。今回でいうと「水は、お祭りのような心地よい味がした」これはすごい訳です。
読み手は「祭りの味」をイメージしてしまいます。どんな味って。
昔、そういうふうに、フランス語の原文のまま意識的にストレートに和訳された翻訳者の方がいて、かなり非難されたそうです。部分的に読んだけど「ショッキング」を越えて、意味不明でした。。。シュールレアリスムみたいになってました。
十代の後半にシュールレアリスムの詩や小説にはまったことがあります。あれは絶対フランス語で読んだほうが、わかるんだろうな。すごく難しそうだけど、翻訳するひとは、スーイスイ訳したかも(笑)。
・・・そんなことを、ふと考えてしまいました。。。
フランス語の抽象的な感じって、日本語の曖昧さとも別のものですよね。英語はそのへん芸がない!?
翻訳技法(作法)的に言うと、私のほうが芸なし訳なのではと思いますが…。(プロの方からみると、どうなのでしょう?)
しゃるろっとさんのおっしゃるストレート和訳(辞書的な対応で完全逐語訳?)は、フランス語から日本語という考え方や統語法のまったくちがう言語間でやると、読み手に誤解をあたえるほうが多いような気もしています。文学の解釈とか、研究としてはアリですが。
そのシュールな感じの訳、ゲンズブ〜ルの小説(詩集)がそうではありませんでしたか?
私も今回のコンテストの訳で、単語と単語とのつながりや、使われ方のために、日本語だと奇怪なまま残して訳しているところもあります(味ってやつですか?)。次の 26章の終わりのほうにもありました。(笑)
じつは、そこのところ、英訳版は、対応する単語で置き換えず、英語の思考で置き換えてしまっていて、フランス語原文の味が消えていると思いました。このあたりは、翻訳の限界なのかもしれません。(倉橋さん訳のことで少し書きました)
ところで、「祭りの味」って、唐突に出てきたら、フランスの祭りの味をしらない人は、いわゆる日本の祭りを連想して、やきそばのソース味やカキ氷の砂糖シロップの味を思い浮かべてしまうような感じもしました(それは、私だけ?、笑)。「祝い」ですよ、やっぱり。(笑)
さっきのコメントで昔、批判された翻訳者は、実は中村真一郎さんです。サルトルの翻訳などされてます。その方のジロドゥーの小説が批判されたのですが、アマゾンでみてもその本、見つかりませんでした。部分的にみたたけですが、本当に意味不明です(笑)。読みたかったなー(ちぇっ)
フランスのお祭り、クリスマスのケーキも、復活祭のチョコも甘くはありませんでした。。。この場合のdouxは「まろやか」とか「心地よい」かなー☆
祝いの飲み物といえば、わたしはシャンパンを思い浮かべました。。。日本の祭り。。。
その小説、『シュザンヌと太平洋』(青磁社、昭和21年)ですね?
中村真一郎さんの著作全集が図書館にあれば、そのなかにその小説もあるかもしれませんが…。
祝いの甘いお菓子は、アメリカと日本だけなのかな?(笑)
アメリカのお菓子の人工的な甘さは、脳に直球です。これは、uwabami さんのビザールネタだと思いますが(笑)、Twinkies というクリームの入ったスポンジケーキは強烈ですよ。( http://www.twinkies.com/ )映画「ダイ・ハード」でブルース・ウィルス演じるマクレーン刑事の相棒になる黒人警官が食べていた、アレです。輸入雑貨(食品)店でみかけたら、一度お試しを。(笑)
脳に直球な甘さは、いやだな。
さっき、笑ってしまいましたが、今の小学校の給食のクリスマスケーキはブッシュ・ド・ノエルが出るそうです。ロールケーキにクリームを塗ったもので、ちょっと違うのですが、オサレだわ★
ワインは日常の飲み物という感じがします。祝い事はシャンパンで乾杯ですね。日本ではワインは高すぎるので、毎日は飲みませんが、フランスにいたときは毎日のように飲むものだと思っていたので。。。
そういえば、ハワイのおみやげのナッツの入ったチョコも異常に甘いですね。ヨーロッパのカカオ分の高いチョコが好きです。
夜の流浪の番組で見た、フランスで売っているポッキーのパクリの「ミカド」は美味しくないです。
チョコは日本ではカカオ70パーセント以上のものはめったに見かけないけど、フランスでは75パーセントくらいのがよく売れていたようで、わたしもスーパーでチープな板チョコを買ってました。「心にきくカカオ」ですよ。ホント☆ お菓子のお話になってしまいましたね・・・。
知識の豊富な方々が集まってらっしゃるので今まで気後れしていたのですが、思い切ってコメントしてみました(星王子だけでなく映画や音楽の記事も楽しく拝見しています)。
しゃるろっとさんのようなフランス通の方に、私の訳がちょっとでも注目していただけて光栄です。23章の怪しい商人も気に入っていただけたようですし…。
feteの部分は一読してすぐにノエルの場面につながっていると思いこんでしまったので、「お祝い」という言葉がまったく頭に浮かばなかったんです(考えてみれば「クリスマス=お祝い」なんでしょうが日本人ですから…)。
以前、星王子はゲイの雰囲気があると指摘されていたと思うのですが、24章以降がまさにそれですよね。私はゲイテイスト漂う宮沢賢治という印象を受けました、フフッ…。自分の訳には、うまくその感覚が出せなかったのが悔やまれます(悔やむこともないか?)。
残り少なくなってしまい寂しいですが、しゃるろっとさん&oomotさんの深い考察、今後も楽しみにしています★
気後れだなんてとんでもございません。いやぁ、ご覧になられていたのですね★
23章の商人は、わたしは怪しいどころか、買い物をするならこの商人さん♪と思ってました。想定外でしたかね。
vendredi13 さんのパイロットのキャラは王子より偉そうで、時々王子がいじらしく感じます。。。わたしは章によって、そのへんが毎回バラバラで、一致してないんですけどね。王子が大人になったり子供になったりしてます。。。
宮沢賢治は、最初内藤さん訳で読んだときに彷彿しました。原文を読むとまた違うのですが。ゲイテイストは直接この物語から感じるというよりも、自分の錯覚か!?と思うときもあったのですが、そうですか。後半特に。。。(わたしは最初の7章あたりも怪しいと思ってましたが、訳には出せませんね。難しいっ)
oomotさんは深い考察をお持ちのようですが、わたしは行き当たりばったりの訳のまま、この企画も終わってしまうといった感じです。まだまだ若輩者なのでしょうがありませんね(笑)。
いやぁ、それにしても驚きました(汗)。vendredi13さんの訳を最初からじっくり読ませていただきますね★
私は深い考察はまったくなしです。妄想ですね。フランス語や文学の深い考察は、しゃるろっとさんにおまかせです!
以前からみている書評や映画評のブログで同じvendredi13さんという名前の方のブログを知っているのですが、同じ方ですか?
それにしても、oomotさん、すっかりこのブログの副管理人みたいになってますね(笑)。
やはり、星王子の参加者、興味深いですね。。。
お二人は、箱の穴から中のひつじがみえるタイプの方のようだったので、ついつい、いろいろとコメントをしてしまいました。(苦笑)
何人かの参加者の方のブログを発見しておりますが、星王子でもなんでも、お二人の記事がいちばんこだわってお書きになっている感じがしております!
箱の中のひつじと戯れるタイプ。(ってそうかなー、わたしゃー箱は箱だなっ)←単純。
うわばみさんもそうだけど、ブログの寿命は短くて、更新が止まってんじゃねーか!? ってブログをいろんなとこで見かけて、それも淋しいものです。わたしも前にやったブロクは10日でやめて削除したしねー。
やはり、ブロクをやっているものとしても、oomotさんのように意見をいろいろ言ってくれる方、やはりコメントはすごく励みになります。うれしいものですよ♪ ツボにはまっていただいてありがとうごさいます。
たぶん、うわばみさんも、わたしも普通にやってるだけなんだろうけどね(笑)。
oomotさんのチェックしてるブログなどあったら、今度教えてくださいなー。
ごぶさたしてる間にも、うわばみのこと話題にしてくれてありがとう〜、泣
どこからコメントしましょか。
取り合えず、26章oomotさん、2度目のパイロット賞おめでとー!!くりしぇさんも優秀賞おめでとー!!いちばん長い章で受賞なんてスゴイです!!
二人とも、読みやすくて、わかりやすくて、
読みすすめればすすむほど、どうなるんだろ〜ってわくわくする訳でした。
みみずくさんはあの通り、よくわかんない消化不良の訳で、笑 お二人の訳を読んだら、こういう話なのね!ととてもすっきりしました。
心にグッとくる訳でしたよ。
ちなみに私は、箱の羊が見えるのはもちろん、サンタクロースまで信じています。重症な子供大人〜。
いやぁ、すごいですねー。oomotさんの「星王子ワールド」にはまいりましたっ。
王子とパイロットの繊細なセリフっていうんですか、二人が砂漠で「弱っている感じ」がヒシヒシと伝わります。。。
oomotさんは箱の羊を飼い馴らす方なのね。きっと。
サンタクロースといえば、北欧のおじいさんのサンタさん、素敵よねー♪
わたしの家にも来てほしいわ☆シャン、シャン、シャーン♪
結果をみて、おどろきました。王子のビザール度が上がっているほかは、いつもと変わらない芸なしの淡々とした訳です…。
王子、ビザールじゃないですよ。また改めて今読みましたが、内藤訳と解釈の違う部分などあって興味深かかったです。
みみずくさん26章も素敵でした。。。
パイロットのセリフ。
「何てことなんだ!今やヘビさんとオシャベリかい!」など。
ヤクザなヘビも健在でした。
