フランスの冬らしい景色を探したところ、見つけました。このオルセー美術館のたたずまい、寒そうですねぇ。(実はこの写真撮ったのは冬じゃないんですけど・・・)
今日はオルセー美術館のお話です。フランスのサイトはコチラ

わたしはなぜかここのなかに入ったのは、パリに来てからだいぶたってからのことでした。旅行でもルーブルやポンピドゥーにはすぐに行ったけど、あまり印象派の絵に興味がなかったし、なにかオルセーには気軽に入りにくい雰囲気が漂っていたらしい・・・。

ある退屈な日曜日、わたしはここに行くことにしました。運よく「無料で開放している日」に当たり、ちょっと人が多いなーと思ったけど、ま、なかへ。




なるほど、もともと駅だった面影が忍ばれますね。

現在美術館として、すっかりパリの有名な観光のメッカになっているこの建物、20世紀初頭にパリ万博のために建てられたもので、駅としての機能を果たさなくなってからは取り壊しの声も上がりましたが、80年代後半に近代の作品を所蔵する美術館として生まれ変わりました。いわゆる「印象派」の有名どころが集まっております。

ガラス屋根からは自然光がたっぷりと入り、開放的で作品の展示の仕方も面白いと思いました。

わたしがここでいちばん印象に残っているのは、もう何度かこのブログで書いているのですが、モネのルーアン大聖堂の連作です。
わたしはどちらかというとフランスの風景画はみんな同じように見えてしまう人で、それまでモネもルノワールもセザンヌもごっちゃだったのですが(今もあまり区別がつきません)、その絵の色のトーンや、なにかこちらに迫ってくるようなのっぺりとした壁の質感など、ずっと眺めていても飽きない魅力を感じました。
そういえば映画「タイタニック」のなかでも、ディカプリオがモネの「睡蓮」を見て「この色使い、すごいだろっ」とかなんとか言っていたような(笑)。
その後、わたしはモネのジヴェルニーの家で、本物の睡蓮の池や彼の浮世絵コレクションでいっぱいのかわいいお部屋を見にいきました。彼が描いたノルマンディーの風景のなかで少し暮らしたせいか、あの色のトーンがどうしてこうも「薄ぼんやり」としているのか理解できたように思います。単に彼の目が悪かっただけじゃなかったのですね(笑)。
モネの代表的な作品はコチラから




ま、話をオルセーに戻すと、大きな時計の裏側にまで行くことができます。
ここからは目の前に広がるセーヌ川の景色が美しいです。




そして、入口前の広場にはパォーンと象さんの像が吠えております。筋肉質でリアルです。有名な方の彫刻ですか?




なぜか、この象さんのまえで記念撮影している外人さんたち(アンタも外人)多し。

このエリアは東京で言うと白金あたりに相当するのでしょうか。官庁の建物などがあり、普段ふらりと散歩に歩く感じでもありませんでした。
ちょっとお茶するにも店がなさそうですが、オルセーのなかにあるレストランは落ち着かなそうなので(あのミント色の椅子といい、ぶら下がったシャンデリアといい・・・)、そこでの食事はパスして、わたしは裏通りを歩いてみました。
すると通りをちょっと入ったところで、すぐにカフェを発見しました。テラス席でのんびりしたあと、さらにその界隈をぶらつくことにしました。




なんと、オルセーの裏側の通りを少し行くと、ゲンズブールの家のあるヴェルヌイユ通りに出るのですね。
こんなシックな通りの端に、いきなり激しい落書きだらけの壁が出現するんだからショッキングですね。コチラも参考に

こんなふうに裏通りをぶらぶら歩いて、サンジェルマン・デ・プレまで出てみるのもオツなものかもしれません。くたびれても一息つけるカフェは沢山あるし、小さな公園のベンチでぼうっとするのもいいかもね。

ところでこの記事を書いていて思いだしました。母のびっくり発言がまたもやありました。
ある日テレビを見ていた彼女、唐突にわたしに話しかけてきました。。。
「モネの絵って、あんまり見たことないけど。有名なの?」
「・・・睡蓮の絵はいろんなところで見たけど」
「風景画といえば、ルノワールはわかるんだけどねぇ。モネなんて聞かないねぇ」
「・・・いや、睡蓮は有名かと・・・」
「そういえば、自分の耳切った画家って誰だっけ? あの色の派手な人、ピカソだったっけ?」
・・・そりゃ、ゴッホだよ。ママン・・・★
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