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フェティシズム、そして日本趣味なるフランス映画たち




久々の映画のコーナーです♪
この「私的フランス映画」のカテゴリーは月に一度、気ままに古いフランス映画を中心に語っています。
今日はフランソワ・トリュフォーの「家庭」(1970)の主人公ドワネルと浮気相手の日本女性キョーコさんの映像からお届けします(笑)。


家庭〔フランソワ・トリュフォー監督傑作選3〕

「アントワーヌ・ドワネルの冒険」シリーズは、トリュフォーの分身ともいえるジャン=ピエール・レオ主演で「大人は判ってくれない」(1959)からはじまり、「二十歳の恋」(1962)、「夜霧の恋人たち」(1968)、「家庭」(1970)、「逃げ去る恋」(1978) まで5作品があります。
このシリーズ、時代を反映しているのか作品ごとにトーンが違っていて面白いのですが、わたしが一押しなのが、この「家庭」。
不遇な少年時代を過ぎ、なぜかひょうひょうとした青年になっているドワネル。結婚して子供が出来ても、相変わらず職を転々とし、きれいな奥さんがいるのに、仕事関係で出合ったミステリアスな日本女性と恋に落ちてしまって、さぁ、大変。
難しいこと抜きに、娯楽作品としても楽しめるこの作品。あまりにもいい加減だけど憎めないドワネル、当時のパリの下町の風景もいい味をだしています。その時代の空気を感じることのできるお勧めのフランス映画です。

当時のフランス映画で不思議な「日本趣味」を感じる作品はこれも含めて幾つかあるのですが、たぶんあまり知られていない作品で、個人的にヒットなのが「恋のマノン」(Manon 70) これは公開が67年説と71年説とあるのですが、どっちが正しいのでせうか。
小説「マノン・レスコー」の映画化で監督はジャン・オーレル、主演はカトリーヌ・ドヌーヴ、共演はサミー・フレー(地味だがいい俳優だとわたしは思っている)、ジャン・クロード・ブリアリ(顔が濃い)など。なんと音楽はゲンズブール(他数名)、衣装を担当したのがウンガロと豪華メンバーです。あらすじはコチラ
この映画、オープニング開けにいきなり羽田空港のシーンから始まるのですが、なぜか建物に赤いちょうちんがぶら下がっていて、エキストラの日本女性のファッションなど、最初から笑わせてくれます。
全然関係のないクラブのシーンで、シタールの音楽が鳴り響く中、またさっき見た同じ日本女性のエキストラが、ゴーゴー☆ダンスをノリノリで踊っていたのをわたしは見逃しませんでした(笑)。
この映画のオープニングで、バロック調の音楽をバックに複数のマヌカンがフィッティングしている足元だけが映し出されているシーン、あと空港で初めてマノン演じるドヌーヴを見たフレーの目線が、腰掛けている彼女の足元までゆっくりと下がっていくカメラワークなど、この監督って「脚フェチ」かしら♪ ・・・と思っていたら、さきほどのトリュフォー、脚フェチと呼ばれていたそうで、なにか関連をかんじますなぁ。わたしはトリュフォーに関しては特に「フェミニズム」とか「フェティシズム」を感じていなかったのですが、よく評論などでは目にします。コチラも面白いです

ついでに、この原作、ジャン・オーレルが監督する前にアンリ・ジョルジュ・クルーゾーが「情婦マノン」というタイトルで映画化していました。この監督で知られていないであろう映画で、個人的ヒットなのが「囚われの女」(1968)。このビデオ、たぶんあまり巷で見つけにくいと思います。わたしは高円寺の小さなビデオ屋で発見しました。大型ビデオレンタル店ではなぜか見たことありません。こちらはズバリ、SMをテーマにしております。肉体的というよりは精神的な「囚われ」をわたしは感じるのですが、映像的にはモダンアートな要素が詰まっていて目の保養になります。この映画に主演しているエリザベート・ウィネルという女優、なかなか美しいのですが、まさに「幻の女優」。他に出演作などまるで見つかりません。共演のローラン・テルジェフは、日本でいえば北村一輝を髣髴させる怪しい目つきの俳優です。ネット上でほとんど情報がありません(泣)。
彼は他にはブリジット・バルドー主演の「セシルの歓び」にも出演しています。怪しい上に、ラストのバルドーが不憫でたまりません(笑)。この映画はお話的には内容ありませんが、ビェール・カルダンの衣装を着たバルドーの我がままなモデルぶりがキュートで、カメラワークなども面白いです。

こんな感じで、今月も脱線しつつ語ってしまいましたが、フランス映画って、やはり娯楽作品でも小さなお子様と観ちゃいけないものが多いのかな、なんて思ったりもして☆

ちなみに、こういう記事を時々書きますが、当ブログはもしアダルトサイトからのコメント、トラックバックが来た場合は削除する方針ですのでご了承ください~。←念のため★ 

2005年12月15日 | 私的フランス映画 | こめんと 12件 | とらば 0件 | とっぷ

コメント

おはようございます。

さすがはしゃるろっとさん、いろんな事お知りですね。私はこんな感じの映画は好きだと思います。(多分、まだ見てないから。。)見つけたら見てみたいです。(^^)

2005年12月15日 / Mii #uszzu23EURL編集

こんにちは。

今回の映画は娯楽っぽい感覚で観られるかなーと思って書いて見ました。怪しい映画もあったかな。

ヨーロッパでみつけた変な日本のもの、いろいろあったけど、日本女性に対する印象はいいみたいですね(笑)。今はやはり漫画やオタクですか☆なかなか興味深いです。

2005年12月15日 / しゃるろっと #-URL【編集

家庭

トリュフォーの「家庭」、先月末にwowowの12月分放送リストを見たときに確かあったけど、私の予約リストに入れなかったから放送終わっちゃったかなと思い、一応放送リストを見直してみたら、まだ放送されてませんでした。ラッキー!19日(月)wowow2で朝8:15~放送しますよ!まだご覧になってない方。

2005年12月16日 / オルサ #-URL編集

オルサさんへ

wowowでやるのですかー。ラッキー!

オルサさんはもうご覧になりましたか?

代わりに番宣ありがとうございました(笑)。

2005年12月16日 / しゃるろっと #-URL【編集

漫画

tuno yoko という漫画を知ってますか?
この映画の日本人キョーコさんは、似てますね。日本人ってこんな感じに思われていたんですかね。(笑)黒髪は今でも人気のようですが・・・(^^)

2005年12月16日 / Mii #uszzu23EURL編集

管理人のみ閲覧できます

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2005年12月16日 / #【編集

黒髪

日本人のイメージといえば、やはり、ストレートの黒髪に切れ長の目、神秘的な微笑みって感じじゃないかな☆ いまだに、そういう路線の方が受けがいいかもしれませんね。わたしは違ってたけど。

その漫画は知りませんー。調べてみます。

2005年12月17日 / しゃるろっと #-URL【編集

ご丁寧にありがとうございました。

さっそく訪問させていただきます☆

2005年12月17日 / しゃるろっと #-URL【編集

http://yoko.tsuno.free.fr/
ヨーコ ツノ の HPです。
お時間があったらごらんくださいませ。

2005年12月17日 / Mii #uszzu23EURL【編集

おおっ!“ Manon 70 ”はサミー・フレイが出ているあれですか!
私も彼は良い俳優だと思いますよ~。声がいいですよね、かなり。
“ポリ―・マグー お前は誰だ?”にも出てましたね、確か。
“ Manon 70 ”、しゃるろっとさんの解説を聞いていて、なんか1度だけ(数分間だけ)観た事ある気がしてきました。空港と日本女性とサミー・フレイが出てくる画面の記憶だけ、かすかにあります。でも、そのクールなオープニングは記憶に無いので、もう1度観なくては・・・

足フェチ、と言えば、ルイス・ブニュエルもそういう所がありますね。

2005年12月18日 / schu #W4HijnrEURL編集

Miiさんへ

今、覗いてみました。わたしは大友克洋を思い出しました。「童夢」って漫画を昔読んだくらいですが。
いい感じですね。フランスで人気がありそうですね。
最近の漫画をほとんどみていないのですが、こういうタッチのフランスの漫画家で、やはりこういう顔の女性が出てくるものを描いている人がいたような。。。

Miiさんはここらへん詳しそうですね♪

2005年12月18日 / しゃるろっと #-URL【編集

schuさんへ

おおっ、サミー・フレーを知っているとは通ですな! 前にschuさんのところで話題になった「はなればなれに」にも出ているようで、観なきゃなー☆
彼はいろいろ面白い映画に、何気なく出てますよね。どこにいたっけ?って映画もあるけど(笑)。トレンチコートが似合うクールなイメージが強いです♪

オープニングは短いので、実際観たらアララって感じかもしれません~。

ルイス・ブニュエルもそうでしたかー。フランス映画のカメラワークで何処撮ってんじゃってのありますよね(笑)。

2005年12月18日 / しゃるろっと #-URL【編集

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