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幸福論 : Propos sur le bonheur




ここんとこ、また以前やってた学習用テキストを読み返しています。

シャルル・ペローの「赤頭巾ちゃん」(Le petit Chapron rouge)や「青ひげ」(La Barbe-bleue)などの童話から、モーパッサンの短編や、フランスの生活や地方文化について書かれたエッセイ、今はルナールの「にんじん」(Poil de carotte)を読んでいる途中です。これらのテキストはもちろん、部分的にビックアップされたもので全文ではないのですが、いろいろな文体に日本語翻訳付きで触れられるというものです。やや教材的に古いかなという気もするけど、復習も兼ねてサラリと読んでます。

そのなかにアランの「幸福論」(Propos sur le bonheur)もあったのですが、これがなかなか哲学的でありながら面白いので今日の記事に取り上げます。

この「幸福論」、調べてみたらいろいろな方に翻訳されています。


アラン「幸福論」 白井 健三郎 (翻訳)

観念哲学ではなく実践的な幸福論として、夫婦、死、仕事etc…を説くフランス哲学者アランの優しさあふれる語録。(レビューより)



アラン「幸福論」 神谷 幹夫 (翻訳)

ルーアンの新聞に「日曜語録」として連載された独特の文章は,「フランス散文の傑作」と評価されている。(レビューより)

部数がたくさん出ていたのはこの二冊。

あと「星の王子さま」の新訳「小さな王子さま」の翻訳をした山崎 庸一郎さんも、みすず書店から「プロポ」というタイトルで出していました。

わたしが読んだ教材の訳は、誰のものか明記されていないので謎のままで、しかもちょっと文章が硬いような気もしますが、このなかの「友情」(Amitié)の最後の部分をどうぞ。

on a besoin aussi de paroles pour savoir ce que l'on pense.
Tant qu'on est seul on ne peut être soi.
Les nigauds de moralistes disent qu'aimer c'est s'oublier ; vue trop simple ; plus on sort de soi-même et plus on est soi-même ; mieux aussi on se sent vivre.

Ne laisse pas pourrir ton bois dans ta cave.

自分が考えていることを知るためにも言葉は必要だ。
一人でいる限り、人は自分自身であることはできない。
愚かなモラリストたちは、人を愛すると己を忘れるという。
これはあまりにも単純な見方だ。
自分自身の内から外へ出れば出るほど、自分自身になるのだ。
そしてまた、より自分が生きていることを実感できる。

君のたきぎを穴倉の中で腐らせてはいけない。



このフレーズの最後に出てくる「たきぎ」というのは、つまり「炎をあげて燃えるための木」=「情熱」とでも解釈すればいいのかな。

君の情熱を穴倉の中で腐らせてはいけない。

「自分のなかに閉じこもってないで、誰かと燃えようぜっ」 By アラン・・・って解釈してもいいのかな(笑)。

あと、この「幸福論」のなかでは旅行について書いてあるものも面白いです。そのなかでアランが美しいと絶賛しているノルマンディー地方のルーアンの教会の記事を以前にわたしは書いていました。
そのサントゥアン教会についてはコチラをご覧ください

その旅行の章のなかで、まるでツアーやなんかで名所をハードな日程で駆け回っている観光客への皮肉のような箇所もあり、「数をこなすよりひとつのものをじっくりと味わいなさい」と言っているかのようです。
これは旅行だけではなく、読書も、ひょっとしたら恋愛にもいえるかも。

・・・てなことを考えながら、何度もこんなふうに教材の原文をシツコク読み返すわたしでした。
ちなみに仏版の「Propos Sur Le Bonheur」もこの機会に発見しました。

たまには、哲学してみるのもいいかもしれませんね。

2006年01月04日 | 本の話 | こめんと 2件 | とらば 0件 | とっぷ

コメント

遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いします。まだ、ドリームバトンやってないんです。ごめんなさい。また、今年もたくさんお勉強させてくださいね。

2006年01月06日 / Mii #uszzu23EURL【編集

Miiさんへ

あけましておめでとうございます!

ドリームバトンは気のむいたときにでも☆

いやぁ、今年はわたしもフランス語がんばりますよー。(去年は「王子」ばっかだったような・・・)

フランス語友達として今年も頑張りましょう!

今年もよろしくお願いいたします。

2006年01月06日 / しゃるろっと #-URL【編集

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