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怪訳・ゲンズブール☆其の三

続いてしまいました(笑)。
今日も「リラの門の切符切り」(Le poinçonneur des Lilas)です。三番をやります☆ 今まで同様、このCDの歌詞カードから(しかし、年季はいってるなぁ)、今回の部分は原文と鳥取絹子さん訳をお送りします~。




★ちなみに、以前、鳥取絹子さんについてこのブログでも取り扱ってました。

私のモラルはゼロ?」もあわせてドウゾ。

★ついでに、ゲンズブールの過去記事も♪「ゲンズブールの世界・前編後編

・・・それでは、「リラの門の切符切り」の三番です。どうぞ~♪


J'suis l'poinçonneur des Lilas

オレはリラの門の切符切り。

Pour invalides chabger à Opéra

アンバリッドへはオペラ乗換え!

J'en ai marre j'en ai ma claque

もう、全く、うんざりだヨ。

De ce claque

この、はきだめ!

Je voudrais jouer la fill de l'air
Laisser ma casquette ou vestiaire.

もう、制帽はロッカーへ置いて、どっかへずらかりたいヨ。

Un jour viendra j'en suis sûr
Où j'pourrai m'évader dans la nature
J'partirai sur la grand' route

今に見てろ、オレだって、自然の中で自由になり、
幹線道路を突っ走れる、日がくるんダ。


Et coûte que coûte

なんとしても、そうしたい。

Et si pour moi il n'est plus temps

もし、時間がなくなったら、

Je partirai les pieds devant.

棺おけの中に納まるサ。

J'fais des trous des p'tits trous encor des p'tits trous

穴をあける、穴、アナ、あな。

Des p'tits trous des p'tits trous toujours des p'tits trous

それも小っちゃい穴、ふゥ、いつもいつも 小っちゃい穴。

Y'a d'quoi d'venir dingue

気違いになるのが、なんダ!

De quoi prendre un flingue

銃を取るのが、なんダ?

S'faire un trou, un p'tit trou, un dernier p'tit trou

穴をあける、小っちゃい穴、最後の小っちゃい穴。

Un p'tit trou, un p'tit trou, un dernier p'tit trou

小っちゃい穴、小っちゃい穴、最後の穴。

Et on m'mettra dans un grand trou

そして、みんながオレを大きい穴にいれるだろウ。

Oû j'entendrai plus parler d'trou plus jamais d'trou

そこではもう、穴の話は耳に入ってこないのサ。

De p'tits trous de p'tits trous de p'tits trous.

小っちゃい穴、小っちゃい穴、小っちゃい穴!

        ♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪


今回の部分で気になったのは名詞のclaque、最初に出てくるj'en ai ma claqueは慣用句として、前にあるJ'en ai marre(こちらは、よくフランス人が「ああ、もう本当にうんざり!」といった感じで使う)と対応する感じでほぼ同じようなニュアンス。
訳するのが難しいなーと感じたのは、次に出てくるDe ce claque、「この、はきだめ」と訳されてますね。。。

それから、Et coûte que coûteも慣用句で「どんな犠牲を払っても」といった意味、ここでは「なんとしても・・・」と訳されてます。

ふぅ、この曲をまるごと載せちゃいました。ニヒリズムっす。

さてさて、三回にわたってお送りしたこの企画、鳥取さんの訳もスバラシかったけど、それを上回るハジケた方がいました。。。

コメント欄ですでにご覧になったかたもいるかと思いますが、ここでもご披露させていただきます~。

オイラは、リラ門駅の検札員
すれ違うやつらに、見向きもされず
やっぱ、太陽、地下には射さず
ぐるりぐりぐり、ぐるぐるめぐり
退屈しのぎに、上着には
「リーダーズダイジェスト」のダイジェスト
そしたら、その本に載っていた
やつら、のんきにマイアミ暮らし
オイラは、どん底バカ丸出し
職業に貴賎なしとはいうものの
オイラは、切符に穴開ける
オイラ、開けます、プチッと穴を、もひとつ、プチッと
で、プチッと、で、プチッと、いつも、プチッと
穴を開けます、自由席
穴を開けます、指定席
オイラ、開けます、プチッと穴を、もひとつ、プチッと
で、プチッと、で、プチッと、いつも、プチッと…


わたくしの先輩であるoomotさんの「リラ門駅の検札員」でした★一番の部分を訳してくれました。

「Des p'tits trous des p'tits trous toujours des p'tits trous」の部分を「で、プチッと、で、プチッと、いつも、プチッと」というところなど、特にわたくし、うなりました。恐るべしワザです。。。

しかも、コメント欄の操作を最初間違って「未公開コメント」になっちゃって、そのあと再びコメント欄に入力していただきました。ご苦労様でした。2度も。。
この場で、未公開コメントに入っていたほうを公開させていただきました(って、同じかな!?)

2006年01月22日 | つぶやき | こめんと 14件 | とらば 0件 | とっぷ

コメント

日本でのイメージ

面白いですね! ゲンズブールといえば永滝達治の訳もみたことがあるのですが、彼の方が本当のゲンズブール像に近い?
鳥取さんでは色キャラっぽい。(笑
日本でゲンズブールがカリスマ性があったりマニアックなファン層があるのも鳥取さんの功績でしょうか。

それにしても二番の歌詞って、本当は意味深ではなかったのですね?
わたしはいままでてっきりこの曲はエロい曲だと思っていました。(笑

2006年01月24日 / neo #-URL【編集

渋い・・・

そうそう。永滝さんのこと書こうと思ってすっかり忘れてました☆

永滝さんの訳のほうが「渋い」というか、ストレートな印象があります。でも、やはりイメージが最初にみた鳥取さんの訳で出来上がっちゃってるので。。。なにかしっくりこないものが。でも、昔にみたので、記憶も怪しいですが。。。

うーん、この曲はやはりエロと思ってもいいのでは!? わたしもずっと、ロリータ好きさ♪ 一等席も二等席も~(どんなんでも♪)って歌だと思ってましたよ。失礼★

2006年01月24日 / しゃるろっと #-URL【編集

渋いというか・・・

わたしも昔みたっきりなのですが、永滝さん訳はニヒリズムというか、読んでいて重いかんじの訳というイメージです。日本語としては不自然な印象もありました。この曲の対訳があったかも記憶にないくらいで言うのも申しわけありません・・・
それから比べると鳥取さんはポップといえばいいのでしょうか。

この詩はJ'en ai marreな詩ということでいいような。
やはり、エロは鳥取さんの仕業です。(笑
勘違いしているリスナー、きっとたくさんいますよ♪

2006年01月24日 / neo #-URL【編集

勘違い☆

鳥取さんの訳って、まさにその「勘違い」を狙っているような。。。思わせぶり☆ですね。深読みさせる訳ですよね。

しかし、この詩って、ほんと救いようの無い詩ですねー。

永滝さん、この詩の訳、あったかなー。ううむ。みてみたい! わたしも記憶がーっ。

確かに素直に読むと、ちっともエロさはありません。この詩には。。。個人的には「オレ」より「ぼく」ってイメージですね。初期のゲンズブールは。顔がカフカだし(爆)
この訳ではちょっと、ワイルドかなー。
うーん、いろいろ思うことが。。。

oomotさんみたいに訳してみるか!?←ホントかっ☆

2006年01月24日 / しゃるろっと #-URL【編集

あははは

わざわざ記事で紹介してくださって。ははは。昨日、みていなかったので、びっくり。私より、しゃるろっとさんのほうが先輩ですよ。(笑)

歌詞の訳は、曲をきちんと聴いて訳すか、音なしで訳すかで、訳のイメージがかなり変ってしまうと思います。(ブログのネタにしてみようかな?)
この曲は、かなり昔に聴いたことがありますが、ほとんど忘れていて、今回、私はゲンズブールの音なしで(歌詞から感じられるイメージだけで)訳してみました。私の感覚がかなりズレていると思いますが…。まさに、裏切りの翻訳ですか。

シャンソン(フランスの歌)というのは、日常のなにげないこと(日本人の感覚では、それがどうしたと思うようなこと)が詞になっているのが多いと思いますが、日本語訳詞で歌われると、どうして、感傷や感動になることが多いんだろう?

2006年01月24日 / oomot #aIcUnOeoURL【編集

oomotさんへ

ううむ。ポップスの対訳などみていると、うまい! と思う人もいれば、なんかそのまんま訳だなー、とか、これ違うのでは?って人などいろいろいますね(笑)。

ゲンズブール関係でも他にもいろいろな方が対訳しているけど、鳥取さんがいちばん美味しいですね。

確かに日本のポップスなど、歌詞があんまり好きじゃないものが多いですねー。わたしには共感しづらいものが多い。←日本人の心がないのか(笑)。

フランス語暦からいえば、あなたのほうが先輩よっ。

2006年01月24日 / しゃるろっと #-URL【編集

すばらしい!

しゃるろっとさん、フルコーラス分の紹介、おつかれさまでした。今までゲンズブールは雰囲気程度に聴いていただけで、対訳をじっくり読んだことはなかったのですが、鳥取ワールドに興味がわいてきました。
そして、oomotさんの「で、プチッと」、うますぎです! これがコンクールだったら、各賞総ナメじゃないですか?

2006年01月24日 / vendredi13 #-URL【編集

vendredi13さんへ

そうですよねー。oomotさん、うますぎです!
さすが、空耳好き♪

やはり鳥取さん訳は、大学の先生などから誤訳だという指摘を受けたりしているのをみたことがあるのですが、ゲンズブールの世界を日本に広めた貢献者だと思います。
歌詞カードと一緒に読んでもハマりやすい感じがします。普通にフランス語でゲンズブールの詩を読むより鳥取さんのほうが過激さがあったりしますね(笑)。

2006年01月25日 / しゃるろっと #-URL【編集

てぬぐい

おそらく、六本木の放送局では、この訳だと、採用されたとしても、ちょっぴりえっちな映像をかぶせられて、ロン毛のおっさんが「言ってる、言ってるよ~(笑)」とはしゃいだ後、サングラスのおじさんに「ダメ、ダメ、そのまんまだよ!」と言われて、“てぬぐい”どまりですよ。(笑)

私は、あまりフランス語を勉強していないです。途中で何年も止めているし。フランスに一度もいったことがないのが致命的。(爆)

そういえば、電子辞書のメーカー(セイコー)がやっていた全国高校電子辞書洋楽翻訳選手権(だっけな?)というのもありましたね。洋楽といっても米英語だけなんだけど。

2006年01月25日 / oomot #aIcUnOeoURL【編集

はははは☆

なにをおっしゃる。あれ、その番組って、今もやってるの?(スミマセン、世間知らずで。。。)

その番組でもいい線いくと思うけどなぁ。←お笑いかいっ

フランスにね。。。わたしもしばらくはいけませんね、、、箱根でせいいっぱいだわ☆

読み書きに関しては、フランスにいたときはまったくできてませんでしたけど、わたし(爆)。フランス語の勉強の仕方を掴んだのが、留学してしばらくたってからのような気が(笑)。

2006年01月25日 / しゃるろっと #-URL【編集

はじめまして

しゃるろっとさん、はじめまして。私はフランス好きのAGAGAと申します。フレンチポップスや映画のコラムが面白くて、よくのぞいています。ゲンズブールの「リラの門の切符切り」の訳も興味深く読ませていただきました。
私が彼の曲で一番好きなのは「Leur plaisir sans moi」という曲です。詞とメロディーがこれほど美しく融合した曲もまれだと思える一曲です。あまりフランス語に明るくない私でも、だいたいの内容は理解することができましたが、あまり確かではありません。いつか機会があれば、この曲を取り上げていただけたらうれしいです。
あと女の子4人のポップグループ「Les elles」もすごく気に入っています。音楽性の確かさ、毒のあるユニークな世界がいいので、またよかったら取り上げて下さいね。

2006年01月31日 / AGAGA #zHAUYs2UURL【編集

AGAGAさんへ

はじめまして!

「Leur plaisir sans moi」が入っているアルバム、詩がいいのが多いなと思います。ゲンズブールの曲、実は美しい曲がたくさんあるとわたしは思います。
ジェーン・バーキンにつくった曲は背筋が寒くなる曲が多いような。初期の頃はかわいい曲ばかりだったけど、別れてからの曲は名曲ぞろいですね!

Les ellesは、知りませんでした(笑)。アマゾン・フランスでも出てきませんでした。インディース系なのでしょうか?
アルバムジャケットを見ることはできたのですが、曲を試聴することができませんでした。曲を聴けるサイトなどご存知でしたら、ぜひ教えてください☆

2006年02月01日 / しゃるろっと #-URL【編集

こんばんは

しゃるろっとさん、こんばんは。
Les ellesは、私も7~8年前に偶然買ったCDで、ネットでも情報はほとんどなく、現在活動しているのかもよくわかりません。

パリの Boucherie Productions というレーベルから、95年と97年に2枚のアルバムが出ています(いずれもタイトルなし)。

ピアノやバイオリンを使ったシンプルで美しいサウンドに、少女の毒気をタンマリ盛った独特の世界がよいんです。可愛い狂気とでもいいましょうか。

高価な中国のつぼを割ってしまい、だんだん狂気の世界?へ入っていく「Le vase chinois」とか、日本の浪曲みたいなへんな曲「La fee atomique」など、詞としてもおもしろく挑みがいのある作品だと思います。

音楽好きの方のサイトで、彼女たちを「本年度のベスト1」にあげていた方もいましたよ。ぜひとも聴いてみて下さい~~♪

2006年02月01日 / AGAGA #zHAUYs2UURL【編集

Les elle

そうですか。わたしもちょっと調べたら、2000年以降にもアルバムがでているようです。

フランスのアマゾンにはないけど、日本のアマゾンにはありました(笑)。
フランスのポップスの詩って面白いですよね。サウンドや歌もはずしているような、精一杯なのか(笑)。
さらにチェックしてみて、手に入りそうだったら買ってみようかなー☆

実はヨーロッパのインディーズ系とかマイナーなアーティスト、結構好きです★
フランスのCD屋より、日本のCD屋のほうがみつけやすかったりしますね(笑)。

2006年02月01日 / しゃるろっと #-URL【編集

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