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ダゲール通りの住人



最近パリのモンパルナスの話題を書いたので、ついでにもうひとつ。
今日はモンパルナス墓地からもほど近い、タゲール通り(Rue Daguerre)のお話。

ここはパリにいくつかある古い市場通りのひとつ。こういう下町っぽい生活感溢れる感じの通りには、たくさんの美味しそうな庶民的なお店が軒を連ねています。

今回、この通りの写真がふんだんにあるフランスのサイトをみつけました。なんと100以上のお店の写真をみることができます。コチラから(クリックで拡大できます)。
わたしもコチラのサイトから、何枚か面白そうな写真を選んでアップしてみました。



まずはこちらの八百屋さん。
このお店は「パリのおさんぽ」というガイドブックの表紙にもなっています。ガイドブックというよりは何気ないパリの通りの写真がいっぱいで、眺めていると楽しい一冊です。
その本にも書いてあったけど、ダゲール通りのお店はワゴンが前へ前へとせり出した店構えが多いそうで、なるほど、通りに向かってワゴンがはみ出してますね。



こちらの本屋さんも、ちょっとはみ出し気味かな。



こちらの黄色い外観のお店は、なんとアコーディオン専門店。



このカフェ、「Café d'enfer」、ってことは「地獄のカフェ」!?
白いプラスチックの椅子が、ちょっとかわいい。

実はこの上はホテルになっていて、そこには1930年代に金子光晴が妻と一緒に暮らしていたことで知られているそうです。星なしのホテルですが、建物も当時のままで今も泊れるそうです。

そしてカフェの名前も、そばにDenfert-Rochereau広場があることから洒落のようにつけられた名前で、別に「地獄のカフェ」ではないそうです。面白いですね。

そのほかにもお肉屋さん、魚屋さん、チーズ屋さん、パン屋さん、総菜屋さん、インド・パキスタン料理屋さんに、なにか怪しい日本食のレストラン(笑)、美容院に、玩具屋さん、コインランドリーなどなど、この通りにはなんでも揃っています。

この通りといえば、アニエス・ヴァルダの映画「Daguerreotypes」(ダゲレオ街の人々)の舞台になっています。たぶんこのタイトル「Daguerréotypie」(銀板写真法)の洒落だと思うのだけど(笑)、実際この通りの名前もダゲレオタイプの写真機を発明したダゲールさんの名前から由来しているそうです。1975年に撮ったこの作品でヴァルダはセザール賞記録映画賞を受賞しました。
フランスでは「5時から7時までのクレオ」とセットになっているDVDが発売されています。
コチラのサイトから知りました。(仏語)



しかし、このジャケットのクレオって、ピーターみたいだな(笑)。

「Daguerreotypes」はいまのところ日本で観るのは難しいようです。DVD化が待たれますね!

ところで、今でも芸術家が多く住んでいるというこの通りには、なんとヴァルダさんの家もあります。
検索していたらフランスの方のブログで写真を発見。↓ 家の前で記念写真かー、かわいいわね♪



実はパリに留学していたとき、なぜかモンパルナスで「日仏☆ボーリング大会」という、よくわからん企画に誘われて、徹夜でボーリングしたことがあったのね。
そのとき、たまたまダゲール通りに住んでいる女の子に泊めてもらったことがあったのだけど、なんとその隣はアニエス・ヴァルダの家でビックラ☆ だけど映画をあまり観ない彼女にとっては「いつも挨拶する隣の普通のオバサン」らしくて。ま、そうかもしれないけど、もったいない話ね。。。

アニエス・ヴァルダの主な作品についてはこちらもドウゾ

(そういえば、彼女の映画「アニエス・vによるジェーン・b」のなかで、浜辺でニキ・ド・サンファルのナナをバックに、ジェーンが自分の体型のコンプレックスについて語るシーンがあったわね。胸の大きな女性が羨ましいと語るジェーンを見て、意外だなーと思ったのはわたしだけ!?)

そして泊めてもらった彼女の部屋は、一室間借りしているということで、プチ・ホームステイみたいな状態ね。天井が高くてロフトがあって、壁などがパステルトーンでかわいいお部屋でした。
翌日、彼女はその夕方に、お好み焼きパーティを開くそうで、一緒にこの通りのお魚屋さんにお買い物に行ったの♪ 普段からこういうかわいい市場でお買い物っていうのもステキなパリ滞在ね。わたしの住んでいた界隈は、お店はいっぱいあって便利だったけど、こういう味のある市場通りの住人って粋だなーと羨ましく思いました。

2006年03月09日 | パリの出来事 | こめんと 18件 | とらば 2件 | とっぷ

コメント

お店の写真を見ているだけでも楽しめますね。入り口にある、ひさしにかけてあるビニール(なんて呼ぶのか?)、あの生地の色やストライプ、「さすがパリ」!きれいですね。

2006年03月09日 / オルサ #-URL編集

すごいなあ


行ったことないんですよ、恥ずかしながら。
金子光晴と妻、なんていいましたかね。
二人がいたホテルなんて、調べられるもんですかねえ。すごいなあ。
ちょっと泊まってみたい気がします。

2006年03月09日 / MOI #-URL【編集

オルサさんへ

そうそう。あのひさしの呼び名を思い出せないんですよー。なんか名前があったような気がするんだけど、横文字で。とりあえず「日よけ」でいいかな☆

この通りはパリでも、ひなびた感じで、オシャレ度は低い通りだと思っていたけど(笑)、こうして見てみるときれいに見えるから不思議。

2006年03月09日 / しゃるろっと #-URL【編集

MOIさんへ

妻の名前は森三千代だそうです。ダゲール通りのことをいろいろ検索していたら、このカフェと金子光晴もヒットしたのです。前からこの通りに彼が滞在していたって話は聞いていたのですが。
このホテルはダブルの部屋で50ユーロくらいだそうです。星なしのわりには高いとわたしは思いますが、パリの物価を考えれば安いのかな。

2006年03月09日 / しゃるろっと #-URL【編集

へぇ~

通りの名前があのダゲールに由来というのは面白いです。海外では、通りに人名(偉人の名)をつけるのは普通ですが、日本ではあまりないのだろうけれど。
「地獄のカフェ」というネーミングも面白いです。私は「地獄ラーメン」という店を知っていますが、たしかにそちらは地獄かも…?(苦笑)

金子光晴は藤田嗣治と交遊があり、自著のなかでアトリエを訪れたときのことを回想をしています(図書館で予約中)。

2006年03月10日 / oomot #aIcUnOeoURL【編集

oomotさんへ

この界隈の人名で笑えるのは「Montparnasse bienvenue」という駅の名前。「モンパルナスへようこそ」だと思っている人がいるみたいだけど、あれ、実は人の名前なのよねー。

今でこそパリには確か2万人くらい(いや、もっといるな☆)日本人が住んでいるけど、当時は珍しかったし、まさに選ばれた人しか行けなかったんだろうな。

フランスのカフェって通りの名前が多いのよねー、あまり名前は凝ってないのよね。日本のオシャレな店はフランス語をすぐ使いたがるけど(笑)。

2006年03月10日 / しゃるろっと #-URL【編集

行ってみよう

森三千代でしたね、そうそう。
思い出しました。50€なら安いですね。
今度行ったら部屋を見せてもらおうかな。
ありがとうございました。

2006年03月10日 / MOI #-URL【編集

はじめまして

すみません、履歴からお邪魔してます!

ダゲール通り、ときいて思わずコメントしてしまいました。

でも、とっても素敵なブログですね♪
リンクに追加してしまいましたが、
だいじょうぶだったでしょうか・・・?

おもしろい記事がいっぱいなので、
ちょくちょく遊びに来させてください。

2006年03月10日 / KiKi #-URL編集

MOIさんへ

こちらこそありがとうございました。
それにしても、星なしのホテルって中に入ったことがないなぁ。わたしも中を見てみたいです! きれいなんでしょうかね。なんか、怖いっ☆

そのホテル、この通りの22番地だそうです。この界隈は治安はよさそうなので、穴場かもしれませんね。

2006年03月10日 / しゃるろっと #-URL【編集

KiKiさんへ

はじめまして! リンク登録ありがとうございました。

KiKiさんはたくさんブログやサイトを運営されているんですね。会話のフランス語のブログもかわいいですね。

そして、フランスに移住されるのですか。旦那様の写真も拝見しました。なんか楽しそうなカップルですね☆ 手続きとか大変そうですが頑張ってください! わたしもちょくちょく遊びにいきますね。

2006年03月11日 / しゃるろっと #-URL【編集

ナンポルトクワ

さすがわフランス。何でも絵にしてしまう。
日本でいう商店街がポストカードに・・・
さりげなく立ってる女性だって、ポスターになりそうです。まさに、芸術の国。
あ!この日本バージョンをUPしてみようかしら?(笑) 何をうつしたんですか?とか、写真が違ってますよ!って誰かにつっこまれそう!

2006年03月11日 / Mii #uszzu23EURL【編集

Miiさんへ

あらっ、日本の下町の商店街も味があっていいと思いますよ。お祭りの屋台とか好きよー☆ 絵になると思います!

フランス旅行の帰りの飛行機の中でたまたまやっていた日本映画を観たら、すごく色のトーンがきれいで自然も美しいと感じました。

日本バージョン、みたいですね!

2006年03月11日 / しゃるろっと #-URL【編集

Cafe d'Enfer

リンク、ありがとうございます♪

わたしのは、日常会話ばっかりだから、
なんか申し訳ないというか・・・

実は、彼は Montparnasse にすんてで、
おばさんたちは、Denfert-Rochereau なので、
この写真たち見たらすごく懐かしくって。

Cafe d'Enfer のサラダが大好物なんです。
この通り、歩くだけでも本当に楽しいですよね!

2006年03月14日 / KiKi #-URL編集

サラダ

こういうカフェのサラダって、ボリュームがあって食べ応えがありそうですね。この通りは美味しそうなお店がいっぱいあって、ご近所の人が羨ましいです。ほんと。

おや、ご家族もご近所で☆

モンパルナスは住みやすそうでいいですね。
わたしもこの界隈の物件をみせてもらったことがあるのですが、競争率が高くて、アパート探しは厳しかったですね。

KiKiさんのブログは発音つきで、実用的だと思います♪

2006年03月15日 / しゃるろっと #-URL【編集

TBしました

フジタの記事で金子光晴のことを書いたので、TBをさせていただきました。よろしくお願いいたします。

2006年03月17日 / oomot #aIcUnOeoURL編集

oomotさんへ

着々と読みすすめてますね。

ところで、あのカフェの名前は単に近くの広場との駄洒落からきていると思うのですが。こちらも参考。↓

http://www.ksm.fr/miura/tumamigui7.html

金子光晴らしくて面白い店名ですが。

TB ありがとうごさいました!

2006年03月18日 / しゃるろっと #-URL【編集

わはは

やっぱり、金子由来ではなかったですか(笑)。情報をありがとうございます。

しかし、今でも建物が残っていて、現役で使われているのは、すばらしい!
もし、いつか、フランスにいけたら、ホテルはここにします。

とりあえず、日本人の三つのブログで紹介されたから、来月あたりから日本人が殺到することになったりして?(苦笑)

2006年03月18日 / oomot #aIcUnOeoURL【編集

わたしも行きたいわ♪

ここのカフェ、わたしも行ってみたいわ♪
ホテルもお部屋を見てみたいわねっ。

モンパルナスって、あんまり観光っぽいところがなくて、その素朴な感じがいいのよね。変に観光客が集まらないほうがいいと思うのですが。

このカフェ、なかなかいい感じだったので記事にしてみました♪

2006年03月18日 / しゃるろっと #-URL【編集

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