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放送禁止じゃないのか?



おおっ、今日はいきなりなんだっ!?

この映画、公開時のコピーは「くちびるから伝う愛 くちびるから知る犯罪」ですって。フッ。。。

ってなわけで、前回の続きになるのですが、2年前に受講していた日仏学院の通信講座の上級仏文和訳のコースに、この「リード・マイ・リップス」(原題 : sur mes lèvres)のシナリオの和訳の課題がありました。

この映画、監督はジャック・オーディアール。主演のエマニュエル・ドゥヴォス(EMMANUELLE DEVOS)はこの年のセザール賞、主演女優賞を本命といわれていた「アメリ」のオドレイ・トトゥを抑えて受賞。
共演はヴァンサン・カッセル(VINCENT CASSEL)。彼って前に「フランスの松田優作」って言われていたような(笑)。

概要をざっと説明すると、主人公のカルラは、30代の会社勤めの独身女性。難聴のため心を閉ざしていた彼女の前にアシスタントとしてやってきたひとりの男、ポールと恋に落ち、犯罪に手を染めていくというサスペンスものだそうな。

さて、課題に出されたのは二つのシーン。職場で倒れたカルラのもとに社長がお見舞いにやってくるシーン、それはいいとして、今日取り扱う問題のシーン(!?)は食堂でポールからムショ帰りだと告白されたカルラのその後のシーン。
課題に取り組んだわたしは、もちろん予備知識も作品の全体的なストーリーも知らないままやっております。ただ、シーンの簡単な説明は付いていたのでその状況はだいたい把握できます。添削担当の先生は映画のフランス語の著作多数の窪川英水先生です。

まず、悩んだのはこのポールのセリフ。

Paul : J'veux dire comme les s...Je pensais que vous étiez juste un peu sourdingue.

このセリフのsourdinguesourdの俗語、つまり仏和によると「耳の聞こえない人」とか「つ●ぼ」と載ってます。
うーん、ポールってムショ帰りだし、ワイルドな雰囲気かしら? 一応、カルラは上司だから丁寧に話しているなぁ・・・なんてことを考えつつ、そういう表現って、差別用語で放送コードにひっかかるんじゃないかなーと迷いつつ、やってみたわたしの訳。

どう言えばいいのか、つ・・・あなたはちょっとつ●ぼなのかと思っていた。

模範解答 : つまりその、・・・みたいってこと。俺はちょっとつ●ぼだと思ってたのさ。

「つ●ぼ」でOKらしい。。。いいのかぁ。

次のカルラのセリフもこんな感じですが・・・

Carla : Oui ben voilà J'étais sourde...maintenant, je suis juste un peu sourdingue comme vous dites.

模範解答 : そう、そういうわけよ。あたしは耳が聴こえなかったの。今はおっしゃる通りちょっとつ●ぼだってわけ。

Paul : Mais Sourde-SOURDE?

模範解答 : ほんとうに耳が聴こえなかったの?

Carla : Oui sourde. Ça va, on va pas y passer l'après-midi.

模範解答 : そうよ。聞こえなかったの。もういいでしょう、こんな話いつまでもしてられないわ。

ここで使われているÇa vaは英語のOKというニュアンスではなくて、もうたくさんといった意味。
on va pas y passer l'après-midià discuter sur ça=こんなことを話し合う、だそうな。
l'après-midiの部分は意訳的!?

そして次のようなカルラのセリフも難しかったですね・・・

Carla : Keller est en train de dire que je me...je me suis pas mal débrouillée, que c'est une chance, pour un cageot comme moi, d'avoir trouvé un type comme vous...

模範解答 : ケレールは言ってる、あたし、あたしがうまくやったって、あんたみたいな男を見付けられてあたしのようなブスはついているって・・・

名詞のcageotは俗語で「ブス」という意味だそうです。この表現は仏和によって載っていたり、載ってなかったりするみたいです。わたしの中辞典には載ってなくて、なぜか語彙の少ない方の辞書には載ってました☆

カルラのセリフは続きます・・・

Carla : et que si ça se trouve je suis une affaire et qu'ils sont peut-être passés à côté de quelque chose.

模範解答 : それからもしかしたらあたしは「床上手」で、上物をふいにしたんじゃなかろうかって。

ここで「床上手」と訳されているのは名詞のaffaireなのですが、これはbonne partenaire sexuelle、という意味だそうで、これはさすがに載ってませんでした。わたしは「足手まとい」という意味かなと思って「お荷物」と訳してみましたが、全然、意味が違いました。

続いてまだ、こんなセリフも・・・

Carla : Là, Keller vient de dire un truc, mais je crois que c'est clair.

模範解答 : 今、ケレールが言ったことは言わなくてもわかるわね。

ここではun trucune chose、だそうです。

・・・ううむ。仏和に載っていない表現がいろいろとありました。

それにしても、「つ●ぼ」って放送禁止用語なんじゃないのか? 字幕でもいけないような気がするんだけど・・・字幕の寺尾次郎さんはどうやったのだろうか~? ←っていうか、観なさいっ☆

2006年03月25日 | つぶやき | こめんと 14件 | とらば 0件 | とっぷ

コメント

まずいのかも?

もしかしたら、字幕でも禁止用語かもしれませんね?
私が字幕をつけるなら、「“ろう”なのかと思ってた」とか「“聞こえてない”のかと思ってた」とするかな?

最近、昔の日本映画をCS放送とかでやるときは、最初か最後に「不適当な表現があるが、オリジナリティを尊重してそのまま放送した」と断りがある場合が多いけれど、洋画は字幕の場合、そういう部分をそのまま訳さなければいいというのもありますよね。

ところで、この模範解答、実際に映像に字幕として入れたら、長すぎのような気も…(笑)。字幕は、そのシーン(カット?)「一秒あたり四文字」みたいです。

「ゆかじょうず」ってナンだろう思いました(苦笑)。

2006年03月26日 / oomot #aIcUnOeoURL【編集

ははは☆

そういえば「妖怪人間ベム」ってアニメ、子供の頃は無邪気に観てたけど、途中で放送禁止用語が厳しくなって、かなり妖怪たちのセリフがソフトになったのよねー☆

絵本の「ちびくろサンボ」も人種差別うんぬんとか言って、一時問題になっていたような。子供はそういうの気にして読んでないと思うんだけど。

この場合は「難聴」あたりが無難なのかなぁ。教えてっ、寺尾さんっ★
別の映画で、すごいスラングで記号が飛び交っているのを見たことがありますが(笑)。

「床上手」もなんか、フランス人が言いそうにないですよね(笑)。この課題の模範解答って、なんか全体的に不自然?(爆)。

2006年03月26日 / しゃるろっと #-URL【編集

ただいまぁ

うわばみ無事帰還しやした!!
おっ、久々に開いたらセクシーねん★
セクシーと言えば、タイボーイはセクシーでキュートな子揃いだったよ~、笑 ステキな人にも出会いました。
そんなロマンス?話も込みつつ、旅行の記事アップしますねー。もちビザールメインで。(気長に待ってて、笑)

エマニュエル・デゥボスは去年の仏映祭で会いましたよ★ふっつーにその辺をぶらぶらしてました、笑 目が綺麗だったな。

昔の映画観ると、今はアカンやろ!って差別用語たくさんありますよね。こないだ深夜にやってた「トミー」はすごかったな。。。ちゃんと「昔の映画なのでご了承下さい」って断りが入ってましたけど。いじめのシーンも激しくて、人間にアイロンかけたり、、、吐きそうでした。

余談ですが、字幕の寺尾次郎先生、大学の時授業でお世話になりましたよ♪♪いっつも映画のTシャツにおかっぱ頭にサングラスで、少年のような方でした。もっと話しておけばよかったなぁ~。

2006年03月26日 / uwabami #-URL【編集

師匠★

おかえりーーー!!!

タイボーイとのロマンス♪ なんて、怪しそうな(笑)。気長に待ってるわっ。

うーん、そうやって考えてみると、昔の方が過激な映画とかが多かったのかなぁ。あんまし気にしてなかったんだけどね。

仏映画祭かー、最近近くで夕張映画祭があったけど、今年は外国のゲストはあまりこなかったような。。。

そして、なんと、寺尾次郎先生にお世話になったとは、さすが、師匠☆
・・・おかっぱ頭なんだ。。。

2006年03月26日 / しゃるろっと #-URL【編集

はやく人間になりた~いっ

私はなれませんでしたぁ~…(涙)。

昨年(かな?)、アニメのチャンネルで「ベム」をみたのですが、禁止用語のセリフのところが無音になっていたと思います。60年代から70年代につくられた子供向け番組もそういうのが多い?

レスリー・ニールセンなんかが出ている映画のシモネタアメリカンギャクも字幕で訳せないのが多いので、元ネタがわからないと笑えないです。

師匠、おかえりですね!

2006年03月26日 / oomot #aIcUnOeoURL【編集

闇に隠れて~生きるっ♪

うーん、なんかホント、昔のアニメとか少女漫画なんかも、今より大人がみても面白いものが多かったような気がします。最近のはホントにおこちゃまな感じで(笑)。

字幕でわからない部分って、やっぱ本場の人が笑う部分なんでしょうね。

なんか、ホント最近だなー、映画観てセリフでなるほどと思ったりするのって☆

師匠のあばんちゅーる♪、楽しみですね。

2006年03月26日 / しゃるろっと #-URL【編集

アダルト???

大人の翻訳ですね~。私は、子供っぽいのばかりなので、こういうのお勉強するのも、必要ですね~。。。(笑)

2006年03月26日 / Mii #uszzu23EURL【編集

サスペンス☆

フランスのサスペンスものってこういうノリなんでしょうかね(笑)。

この講座の小説の課題も、なかなかアダルトな描写が多くて苦戦しましたよー。(この際、ネタにしょうかしら☆)

確かに童話は、そのへん楽でしたねぇ。

2006年03月26日 / しゃるろっと #-URL【編集

ホントに???

うわー、つ●ぼってアリなんですか?
実際の映画の字幕ではどうなんだろう?

この映画、前から見たい見たいと思ってたんですけど、ちょっとね、わたし映画苦手なんです・・・
精神力弱すぎて、すぐ影響されちゃうから、映画の最中に過激なシーンとかあると血の気が引いちゃうんですよね・・・(ほんとに失神したことあり)

でも、フランス語ではふつうに sourd(e) って使いますよね。フランスには差別用語とか放送禁止用語って、存在してるのかな?

2006年03月28日 / KiKi #-URL編集

ううむ。

たぶんこれ、sourdingueのほうは俗語だからわざと差別用語的にしたんじゃないかと。sourdは問題ないのですがね。sourdingueはちょっといけない言い方なんじゃないかと。
たぶん字幕は「難聴」とかそんな感じになっているんじゃないかと思うんですけど☆

フランスは言葉の規制はどうなんでしょうね。映像的な規制は世界的にゆるい(芸術作品とか、CMとか)と思うのですが、広告に女性の裸は普通にOKだしね(笑)。
日本も昔は今よりゆるかったんですがねぇ。。。

ま、デリケートなのね☆ わたしはグロイ映像が苦手よ。

2006年03月28日 / しゃるろっと #-URL【編集

なるほど!

そうなんだー
sourdingue のほうがいけないのね。

きいといてよかった・・・
ありがとうございます♪

2006年03月29日 / KiKi #-URL【編集

わたしより・・・

あなたには立派な師匠が★(はっ、わたしにもいたような・・・笑♪)

スラングって意味がわかんないほうが幸せな気もしますが。。。いっぱいありますよね。。。

2006年03月30日 / しゃるろっと #-URL【編集

真面目すぎて・・・

いやね、うちの師匠はスラング嫌いなんですよ・・・半端におぼっちゃまくんなんです。

えーーーーーーーーー!!!!
しゃるろっとさんも?
ちょっとちょっと、初耳なんですけど・・・
知りたい♪

2006年03月31日 / KiKi #-URL編集

いや、あの。。。

わたしの師匠というのは。。。上のほうのコメントの。。。タイ帰りの。。。びざーるな。。。

誤解させちゃったかしら。おほほ~♪

2006年03月31日 / しゃるろっと #-URL【編集

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