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五月にジャック・プレヴェールを




もう何年も前の話だけど・・・フランス語がわかるようになったときに読んでみたい本のベスト5にジャック・プレヴェールの詩が入っていた。テレビで観たモノクロの古いパリの街角で、くわえ煙草に帽子をかぶりスーツ姿のスノッブそうなおじさん、それがムッシュ・プレヴェールだった。
最初に彼の詞を読んだのは、寺山修司のエッセイのなかでだったと思う。「五月の歌」の有名な部分。

ロバと王様とわたし
明日はみんな死ぬ
ロバは飢えで
王様は退屈で
わたしは恋で
時は五月

のちにニースのフナックで「un poète」という彼の詩集を買った。11歳から読めるという子供用の本。上のシュールなイラストはその本の挿絵になってます。そのなかに「五月の歌」(chanson du mois de mai)も収録されてました。

L'âne le roi et moi
Nous serons mores demain
L'âne de faim
Le roi s'ennui
Et moi d'amour
Au mois de mai




日本語であまり彼の詞を読んだことがないので有名な「パロール」くらいは読んでおこうかと思っているけど、いまだに実現されず。
この「パロール」(paroles)はなんとアニメの人?と思っていたスタジオ・ジフリの高畑勲さんの訳で出版されてました。



ことばたち

この年季の入ったような装丁も気になりますね。

この同じ詩集は、フランス版ではこのような表紙のがみつかりました。1945年初版以来長く読まれているとのこと。



Paroles. Folioplus classiques du XXe siecle (Lernmaterialien)

一般的にはプレヴェールといえば、ジョゼフ・コスマが作曲し、イブ・モンタンが歌った「枯葉」(Les deuilles mortes)の詞で知られているのでしょうか。ゲンズブールも「プレヴェールに捧ぐ」(La chanson de Prévert)という曲を歌ってました。

シャンソンの詞の世界のイメージより、どちらかというとわたしはシュールレアリムの詩人(それも言葉遊びと大衆性のある)というイメージを持っているのですが、彼の書いたシャンソンにもたくさんの名曲がありました。

数年前にプレヴェールのシャンソンを集めたオムニバス・アルバムも出ていたのですね。こちらも監修や対訳を高畑勲さんがされています。奈良美智さんのカヴァーっていうのが、またいいですね。プレヴェールの詞の世界には残酷な子供の視点を感じることがあるので、奈良さんのナイフを持って見上げる赤頭巾ちゃんみたいな子供のジャケット、いいわ☆



私は私、このまんまなの~プレヴェールのうた

「Je suis comme je suis」、わたしはわたし♪ って感じですかね。

このアルバムはコチラから試聴できます。
お勧めはやはり、11番の「五月の歌」。ファビアン・ロリスの目茶目茶ノスタルジーな歌声がいい。他にもジュリエット・グレコ、エディット・ピアフなど往年の歌声が満載ですね。五月のゆるい空気に合うかも!?

「五月病」という言葉があるけれど、わたしは五月が一番好きな月です。ようやく北海道も春らしくなってきました。桜が咲くのは来週あたりかな♪

2006年05月04日 | 本の話 | こめんと 3件 | とらば 0件 | とっぷ

コメント

はじめまして!

こんにちわ、ポエットと言います。
フランスのブルゴーニュ在住です。
翻訳関連のサイトを探していてたどり着きました。
私も翻訳が好きなので、とても楽しく読ませていただきました☆
私も最近ブログを作ってみたので、よろしかったら遊びに来てください♪
翻訳とかその他いろいろ書いていこうと思っています。



2006年05月04日 / ポエット #/BTLlBHkURL編集

ポエットさんへ

はじめまして!

いやぁ、翻訳サイトといっていいのでしょうか、このブログは!?

ブルゴーニュにお住まいとは、いいですねー、田舎のほうの小さな町などとても興味深いです。ゆっくり旅してみたい地方です!
特にカンペールやその周辺に行きたいと、ずっと思っております。

ポエットさんのブロクも、ぜひゆっくりと読ませていただきます!

2006年05月05日 / しゃるろっと #-URL【編集

プレヴェールの詩を読む読書会をやっています。次は「五月の歌」をやります。
そこで、検索したら、このサイトにたどり着きました。素敵なサイトですね。
北海道にお住まいなのですね。北海道と聞いただけで、なにかロマンチックなものを感じます。

2008年07月08日 / 山田光義 #-URL【編集

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