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地中海に誘われて・・・




ここんとこ2、3日の間にすっかり春モードに変わった北海道でございます。やっと桜が咲き始めたみたい。。。すっきりと晴れた空に風が爽やかで、ようやくいい季節になりました! やっぱり天気や気候って大事よね。。。お天気でこんなに気分が変わるなんてね。←単純。

ニースにいたときって、毎日が晴天で気持ちのいい気候で、家の中でガリガリ勉強なんてしてられないって感じ。誘われちゃうのよ、海にっ。

例えば、特に予定のない休日。目覚めていつも通りの朝食、甘いバニラのお茶とクレープの皮にマーマレードなどを塗ったものを、日の当たる七階の部屋の窓際で頬張りつつ、「今日はどこへ出かけようか」と考える。
その日は昼過ぎ、ガリバルディ広場にある停留所から高速バスに乗った。よく利用するマントン行きのバスは15分ごとにやってくる。海に向いている右側の後部座席に腰掛ける。バスはニースの旧市街を通り過ぎ、すぐにニースの港を追い越し、ヴィルフランシュの町を通り・・・、ひたすら海に面した道路を走る。それは世界でも3本の指に入るといわれている絶景ルートらしい。バスのシートの座り心地がいいし、床にはフカフカのカーペットも敷かれている。乗客はまばらだし、車窓からみえる景色はずっと海。。。

特に行き先は決めていない、このまま終点のマントンまで行くのも悪くない、どこか知らない町に降り立ってもいいし。。。
ふと、知らない小さな町でバスは止まった。ひとりの背の高い女の子が席を立ち軽やかに通路を歩いている。わたしも彼女の後を追いかけて一緒に知らない町で降りてみた。
彼女は坂道を小走りで降りていく、海に続く坂道だ。わたしも後を追いかけて降りていった。彼女の姿は海辺の白いヴィラのなかに吸い込まれていった。辺りは静かで、誰もいない。大きな別荘のような建物がポツポツと建っていてすぐそばに海が広がっていた。

「ここはどこだろう?」

海辺は釣り糸をたれた人や、のんびり日光浴をしている人がまばらにいるだけ。とても静かだ。白いゴツゴツとした岩がむき出しになっていて、その周りにはよく整備された遊歩道があった。そばに建っている小さな宮殿のようなヴィラや南国らしい庭もみえる。
どうやらモナコとの国境の町、カップダイユ(Cap-d'Ail)にきたらしい。




海辺でかなりぼんやりしたあと、坂道を登り町に出て、小さな教会のなかに入ってみる。誰もいなくてひっそりとしている。ステンドグラスから差し込む太陽の光が強いせいか、中は明るく開放的にさえ感じる。
教会のなかでしばらく、またもやぼんやりしてみる。静寂とほのかな光の中でまた考える。

「これから何処にいこうか? 」「なにをしようか」と。

立ち上がって外に出ると、相変わらず太陽は眩しく風は心地よい。

楽園ってのは退屈だ。

ふと、観光ガイドに書いてあったことを思い出す。「モナコのピーチは白砂でとても美しい・・・」とかなんとか。モナコにビーチなんてあったっけ?
ニース在住の知り合いも「みたことがない」と言っていた。この町、カップ・ダイユの浜辺と間違えているのだろうか? ・・・でも、ここの海辺は砂じゃなくて岩だし・・・。モナコの港のほうの浜辺はへリポートになっているし、じゃあ、モンテカルロにビーチがあるの!? 
もし、あったとしてもプライベート・ビーチでフラリと入れないんだろうな・・・それにしても白砂のビーチって、ニースも石のビーチだし・・・

とりとめもなくこんなことを考える。

楽園ってのは退屈。

ふと、ベルトラン・ブルガラの「毎日」という曲が頭の中を流れ出す。

Chaque jour・・・

Je rêve de prison
Aussi d'évasion
Tout l'monde a ses visions
D'imagination
Sa télévision
Et puis ses provisions

Le jour s'est levé
Moi un peu après
Je veux ce que je fais
Je rêve de prison
Aussi d'évasion
Tout l'monde a ses visions

毎日

僕は刑務所の夢を見る
それから脱獄の夢も
みんなそれぞれに
空想の世界があって
それにテレビジョン
それから食料

おひさまが起きた
僕はもうちょっとあとで
僕は自分のやることを望むのさ
刑務所の夢を見る
それから脱獄の夢も
みんなにそれぞれのまぼろし



楽園っていうのは、夢見ることができない場所をいうのかもしれない。眩しすぎる太陽が思考をさまたげる。

パスティスの55、切れたから買って帰ろう。。。ニース行きの高速バスを海辺の停留所で待つ。バスが来て、乗り込む。また海側の席に座る。窓から見える地中海。海と空の青。とりとめのない思考と頭の中を流れる音楽。

そんな休日の午後。

★後記★

・・・更新した後気がついた。パスティスに55なんてないよ。。。コント55号じゃないんだから。←古っ。

たまにシリアスな記事書いたのに。。。パスティス51の間違いだよ。いやねぇー、もう。














最近、飲んでないのよ。。。コレ。

2006年05月09日 | コート・ダジュールの思い出 | こめんと 12件 | とらば 0件 | とっぷ

コメント

楽園…

何だかしゃるろっとさんのこのニースでの生活、浮世離れした夢の中の出来事のようですね。
そんな夢の中のようだから、
逆に夢見る事ができないのかもしれない…
でも、こんな生活一度は体験してみたいなぁ…
(ポワーン)←さっそく夢見ている

9月後半をニースを拠点に南仏楽園ツアーしようと思っています。
しゃるろっとさんの記事がかな~り参考になると思われます♪
ここは絶対行っとけ食べとけなモノ、
あったら教えてくださいマセ♪

2006年05月10日 / ami #nD4vuAl2URL編集

御無沙汰しちゃってます

何かとトラブル続きで大変でした(言い訳・笑)
ところで、笑ってしまいましたよ!
編集誤記?(笑)
パスティス私も飲んでないなぁ‥‥。
今日はフランスパンにちょっと良いハムが届いたのでそれとワインとシンプルに行こうと思います。もちろんここの地中海の写真に誘われて‥‥(*^-^)
最近フランス語サボリ気味です、全くと言うわけではなく、自分では色々やってるのですが、記事に出来ていないのですよ。(^▽^;)
のんびりやってます。NHKの講座も人が変わっていて、固いゲルマン系な感じになっていたのでビックリ!たまにしか見てないのですが、でかい声で発音してイヌをビビらしてます(笑)ではまた~。夜にでも写真見に来ますね~♪

2006年05月10日 / mine #gcWPADJgURL編集

amiさんへ

秋のニースか・・・、どんな感じでしょうかね。わたしは冬から夏にかけてしか知らないので、amiさんのレポート楽しみにしてますよ!

あの空気感と太陽は、北国育ちの人にはぜひとも一度体験していただきたいです。お勧めの場所はたくさんあるのですが、今日の記事にも出てくるニース、マントン間の高速バスはほんと絶景で、快適、便利! 列車で行くより断然お勧めです。
食べ物は意外と素朴なソッカ(郷土料理?)とか、ジェラード類などがよいかも。なにを食べても美味しく感じてましたが、わたしは(笑)。あとはイタリアン料理の美味しい店は見つけやすいです。パリより(笑)。

2006年05月11日 / しゃるろっと #-URL【編集

mineさんへ

いやぁー、わたしもモデムが変なのかしら!?
ネットに繋がりにくいし、メールも前から変です。繋がるまでの時間が異様に長いだけなので、こうして更新できてますが。。。無線にしているせいもあるのかな。。。

パスティスやペリエは日本では正直、美味しいと思ったことがなかったのですが、フランスの料理の味付けにはあってるのかな、あっちではよく飲んでました。ワインの量も日本にいると自然に減ってしまいますね。やはり組み合わせって大事みたいですね。

フランス語・・・最近は通信講座の学期が始まってますが、量的にはゆるいです☆ そのうちネタになると思います!
フランス語も先生によって、喋り方がいろいろですよね~。

わたしも最近「異邦人」がどっかいっちゃってます(笑)。

2006年05月11日 / しゃるろっと #-URL【編集

メルシーボクー

祝福のメッセージありがとうございました。
しゃるろっとさんのブログも1ヶ月足らずで一周年でしたっけ。

桜前線、やっと北海道にたどり着きましたか。北海道って、いっぺんにいろんな花が咲き乱れるんですよね。確か。

退屈でもいい、南仏に何ヶ月か住んでみたいなぁ。ところでパスティスって何ですか?

2006年05月11日 / オルサ #-URL編集

パスティス

パスティスはお酒の種類です☆

くわしくはコチラ。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%82%B9%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%B9

アブサンなど、強いお酒というイメージが強いかもしれないけど、わたしにとっては南仏の食前酒というノリでしょうか。マルセイユ産というイメージが強いのですが。

いろんなメーカーから出てるけど(リカールがいちばんメジャー?)、わたしは51をよく飲んでました。わたしは白ワインを飲まないので、あっさりめの料理に合わせたりしてました。

南仏は寒い町から来た当初は、とにかくキラキラまぶしかったですね♪ 退屈なんだけど、他のところに行きたくなくなります(笑)

北海道、花が咲いてきましたよー。いきなり景色が春になってます。

わたしも来月で一年ですねー。いやぁー、めでたい、めでたいっ☆

2006年05月11日 / しゃるろっと #-URL【編集

なるほど

アブサンの代用品として飲まれ始めたお酒なんですね。51の画像を見て、コーラみたいなんて思いましたが、全然違ってましたね。

何故白ワインを飲まないのですか?しゃるろっとさんにとっては、あれはワインじゃない?

2006年05月11日 / オルサ #-URL編集

パスティス☆

ってうわさん憧れのお酒です。
思えば高校生の時、ピーター・メイルの
「南仏プロヴァンスの12ヶ月」にはまったのがきっかけです~フランス好きになったのは。
元々南仏っ子なんです、ワタクシ★
本の中で、「パスティスは南仏で飲まないと美味しくない」というくだりがあったような・・・
是非現地で飲んでみたい!
やっぱ旅行先で飲むご当地酒は違いますよね~。
アブサンも色と、砂糖がフヮ~っと溶けるのがキレイで、何気に憧れです。
でももう飲めないんですよね、あれ。

2006年05月11日 / uwabami #-URL【編集

地中海って、心に染み入るようなブルーですよねぇ・・・。
パリは狭いのに、フランスは広いですよね(笑)
帰ってきたばかりなのに、次はどこへ行こうかな~と
そればっかり考えてしまいます。
ニースに行くならやっぱり夏がいいのかなぁ。
なにもすることがない贅沢を味わってみたいものです(^-^)

2006年05月12日 / ゆゆ #JZ2AL5XsURL編集

オルサさんへ

なぜ、白ワインを飲まないか!?
うーん、自分でも謎ですね。ロゼも飲まないし。ビールも焼酎も飲まないし。。。
ん!? つまり赤ワインしか飲んでいないのですね、最近は(笑)。
カクテル類もそんなに普段から飲まないし。赤ワインもそんなに量は飲みませんよっ。ただスパィシーなミディアムのボルドーワインが好きですね♪ 和食にめっちゃ合わないんだけど、無理やり一緒に飲んでます★

2006年05月12日 / しゃるろっと #-URL【編集

uwabamiさんへ

実はパスティスといえば、ゲンズブールの酒というイメージが強くて、たまたまニースでボトルを買ったら「マルセイユ」って書いてあって、へー、南仏のお酒なのねーと知りました☆

アブサンはなんか日本の文壇の不健康なイメージが。。。太宰治とか。今は飲めないの!?

パスティスはご当地の人でも、好き嫌いが分かれるのか、広い層では飲まれていないような気がしました。カフェのテラスで昼間っからパスティスなんて飲んだら、いい感じね。わたしはよくキールを飲んでましたが。

やはり、女性でパスティスが絵になるのってかっこよすぎ・・・!!! 頑張れっ、うわさん☆ 童顔でも(笑)。

2006年05月12日 / しゃるろっと #-URL【編集

ゆゆさんへ

どんどん記事をアップされてますねっ!

あとでゆっくり読ませてもらいます!

地中海は本物の方が遥かにきれいです。ホント、見ているだけで豊かな気分になります♪
ニースや周辺の町は、真夏は物価が突然高くなる(6月から9月ごろ)らしいので、どうでしょうか? 人口密度も突然上がるので、街は混み込みかもしれません。
意外と2月頃のカーニヴァル・シーズンなどお勧めです。あとは4月と5月頃かな。
でも現地の人にいわせると、真夏の海がいちばんきれいらしいです。(わたしはみてないっ)

ニース、まったりするにはお勧めですよ☆

2006年05月12日 / しゃるろっと #-URL【編集

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