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習慣のせい

「異邦人」を読みマース!(なぜにハイテンション?)

今日はムルソーが養老院に着いたところからです。彼は道を歩きながらこう思います・・・

J'ai voulu voir maman tout de suite.

すぐにママンに会いたいと思った

最初、この部分を読んだときは見逃していたが、このtout de suiteはやくというより、さっさとっていうニュアンスですね・・・

まず、院長に会わなければならないと門衛に言われて彼は待ちます・・・

Comme il était occupé, j'ai attendu un peu.

彼の手がふさがっていたので、しばらく待った。

ここで、un peutしばらくと訳されているのが、わたしにはun peu気になる(笑)。
ムルソーにとってはちょっとの時間もしばらくに感じたってことでしょうかね・・・

院長が現れます。なかなかの好人物のようです。長い握手の後、ムルソーに唯一の身寄りであることを確認します。なにか後ろめたいものを感じて弁解しようとするムルソーをさえぎり、彼はこう言います。

Vous n'avez pas à vous justifier, mon cher enfant.

弁解なさることはありません。

ここではmon cher enfantという呼びかけ(そのまま訳すると、我が愛しい子よって感じだ)を、和訳ではバッサリと訳していません。これは、まぁ、文化の違いでしょう。わたしもホームステイしていたとき、日常的にこういう感じでフランスの親が子供のことを呼んだりしている場面に出会いました。日本人にとってみればmon cher enfantなんて、ホストファミリーに呼ばれたら感動するかもしれないけど、これはこういう文化であって、あんまり深い意味はないらしい・・・
だから和訳するときは、こういう呼びかけは無視したほうが自然な文章になります。

さて、院長の話をほとんど聞いていないムルソーです。彼は養老院に最初に来た頃のママンのことを考えていました・・・

elle pleurait souvent. Mais c'était à cause de l'habitude.

よく泣いた。が、それは習慣のせいだった。

習慣にあたる名詞habitude、やという意味も持っています。このムルソーの考え方はいかがなものでしょうか?

さらにこう考えています。

elle aurait pleuré si on l'avait retirée de l'asile.

もしママンを養老院から連れ戻したなら、泣いたろう。

Toujours à couse de l'habitude.

これもやっぱり習慣のせいだ。

やっぱりにあたるtoujoursは、このばあい、とにかくといった感じでしょうかね。文脈によっては、やはり一応と訳してもOKらしい。こういうおなじみの単語が訳するときに難しかったりもするのですよ。

まぁ、「さらりとおさらいを」って考えてたけど、結構これ時間かかるわ・・・。このペースでいくといつになったら終わるんでしょう、このカテゴリー(笑)
しばらくムルソーとの付き合いは続くのねー!!!

それより今日、サルコジ内相移民法改革を進める意向という記事を偶然みつけました。
これは気になりますねー。フランスは留学するにしても、生活するにしても、外国人にとっては寛大な国だと思っていたんだが・・・まぁ、寛大すぎて、いいかげんというか、なんでもありかいって怒りたくなるようなこともいろいろあるが・・・。
これからはいままでのように気軽に語学留学できなくなるのかしらねー。わたしはどっちかっていうと、今後もし、長期滞在するのならフランスより、フランスの海外県、たとえばニューカレドニアあたりを密かに狙っていたのだけど・・・(ま、妄想みたいなものだけど)。

それにしても、ホント東に石原、西にサルコジだわねー!! 困ったオヂサンたちだわ・・・ロンドンはテロだし・・・。

ま、次回は陽気な? 記事を書きますんで、みなさん、よろしくー!!!

2005年07月18日 | 「異邦人」を読む | こめんと 10件 | とらば 0件 | とっぷ

コメント

サルコジ何やるんだーって感じですね。留学生いなくなったら、仕事をあまりしないフランス人の生活が苦しくならないかと私は心配です。私たち留学生はいっぱい税金払っていますし!
フランス語を学ぶ人も以前より減っているようで、私が行ってた語学学校のディレクターも最近は生徒集めに苦労しているということを言っていましたが・・・。
ニコラ・サルコジの暴走は止まらない!?

2005年07月19日 / MARCH #-URL編集

こんにちは。
石原都知事は最近、フランス人とフランス語学習者にめちゃくちゃ悪い印象を与えてしまったようですね。
排他的な面が見え隠れする点で、石原都知事とサルコジ内相は似ている気がします。自文化の良いところを伸ばしていこうとするときに必ずしも他なるものの排除を伴うとは思えません。
翻訳は異なる文化のかけ橋になる仕事ですよね。憧れます。頑張ってくださいね!

2005年07月19日 / shiba #h/1ZVhMAURL編集

MARCH さんへ

こんにちは!
フランス語を学ぶ人、最近減ってるんですか? MARCHさんが行っていた語学学校って、ルーアンの、たぶんわたしもそこへ行っていたんじゃないかと前から思っていたんだけど・・・(笑)。たぶん、同じです!
あそこのディレクターって、もしやあの方では???
フランスでは移民の問題いろいろあるのはわかるけど・・・うーん、どうなるんでしょうかね。わたしはフランスの寛容さが好きなので、あまり変わって欲しくないのですが・・・。

2005年07月19日 / しゃるろっと #-URL【編集

shibaさんへ

こんにちは!
石原知事の件、いろいろなブログでも話題になってて、フランス語関係の人たちすごく怒ってますよね。わたしは人づてに聞いたこともあって、しょーもないなと思っている程度なのですが、こういう感じの人って、ある意味どうにもならないので・・・。
サルコジ内相も偏った人というイメージが・・・。
翻訳の勉強はまだ日が浅く、つくづく自分の無知さを突きつけられるようなことが多いです。憧れるなんて、まぁ(笑)。 気長にがんばるしかないって感じです・・・。

2005年07月19日 / しゃるろっと #-URL【編集

フランス海外県

私は、マルチニークあたりを狙っています。

2005年07月20日 / オルサ #-URL編集

マルチニーク

オルサさん、こんにちは!
オルサさんも狙ってましたか・・・。
なーんて、ごめんなさい、それどこ!?
教えて(笑)!!!

2005年07月20日 / しゃるろっと #-URL【編集

私が行ってた語学学校はアリアンスフランセーズです。ディレクターはド○ニクさん。
石原知事の問題発言、私も人づてにしか聞いていないのですが、なんだか心配です。

2005年07月20日 / MARCH #-URL【編集

マルチニーク

マルチニークって、カリブ海に浮かぶ小アンティル諸島の中のMartinique島のことです。ナポレオン妃 ジョゼフィーヌの出身地であり、画家のポール・ゴーギャンは、タヒチに渡る前にここでも数年過ごしていたらしいです。カリブの陽気さ、温かさとフランス文化がミックスされると、どんなものになるのか?自分の目で確かめてみたいです。

2005年07月20日 / オルサ #-URL編集

MARCHさんへ

お返事ありがとうございます。
今、MARCHさんのブログの最初のほうをまた
読んだんだけど、アリアンスフランセーズって書いてありましたね・・・(汗)。
あの学校はアンジェの大学付属に行っていた女の子曰く、「レベルが高い」。確かに、まじめに語学をやろうっていう生徒ばかりでした。その後行ったニースの学校の生徒たちはリゾート気分♪で、やはり学校や地域によっていろいろなんだなーって感心しました。

2005年07月20日 / しゃるろっと #-URL【編集

オルサさんへ

お返事ありがとうございます。
コメントしたあと、ネットで少し調べたんですが、カリブ諸島ですかー、行ってみたいなー。まさに青い海、常夏!!
ニューカレドニアはホームステイ先の家庭の親戚がそこに住んでいて、遊びに来ていたのですが、フランス語がきれいで洗練された感じの人たちでした。あと、ニースでも、そこにヴァカンスによく行くっていう知り合いがいて写真みせてもらったりして、めちゃめちゃ海がきれいで、ホント楽園でしたよ!
フランスの海外県、魅力的すぎ!!

2005年07月20日 / しゃるろっと #-URL【編集

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