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「冒険者たち」とその周辺

久しぶりに映画のお話でもしょうかな。この私的フランス映画のカテゴリーは流浪の企画なので(笑)、勝手気ままに語らせてもらいます。
で、今日は二回目、「冒険者たち」を中心にお話します。(わたしのおすすめフランス映画については、このブログの右下にコーナーがあります)


まず、この映画といえば、フランソワ・ド・ルーベの音楽抜きには語れないでしょう。わたしは冒頭から鳴り響くテーマ曲にくぎ付けになりました。ほとんど独学で音楽を学び、シンセサイザーを使った音楽制作の先駆者であった彼は36歳という若さでスキューバーダイビング中の事故でこの世を去っています。
彼と「冒険者たち」についての素晴らしいビジュアルのサイトがあります。コチラから

あと、アマゾンで彼のCD見つけました。「冒険者たち」のテーマも収録されています。ジョアンナ・シムカスの歌入りかぁ。。。そりゃあ、貴重だ。買おうかな。。。


アンソロジー(2)

あと、はずせない要素といえば最後に出てくる海の城塞、ボワイヤー砦でしょう。そのシーンのロケ地となったラ・ロシュエル(La rochelle)は大西洋岸の小さな漁港の町で、この映画のファンの人々がたくさん訪れているそうです。そういえばパリで同じクラスの日本人の女の子たちも旅行に行ってたなぁ。モン・サンミッシェルみたいに遠くから眺めるのが美しいような気もするんだけど。どうでしょう?それ以外ではこの町「危険な関係」のラクロが住んでいたことでも有名です。おっと、この小説ってぺ・ヨンジュン主演の「スキャンダル」の原作なのですかぁ。へぇー。


危険な関係

そして主演のアラン・ドロンについても二、三・・・。
わたしは特にファンではないので、彼の出ている映画はどちらかというと共演している女優たちに目が行ってしまうほうです。この映画でもジョアンナ・シムカスばっか見てたし、他の出演作、例えば「太陽は知っている」という作品のなかでも、若い頃のジェーン・バーキンばっか見ていたなぁ。ジーンズの着こなしはもちろん、ギンガムチェックのワンピースとか白いビキニを着た姿とか目に焼きついてますけどねぇ(オヤジか??)
あと「世にも怪奇な物語」の第二話・影を殺した男(監督はルイ・マル)で彼がブリジット・バルドーを鞭で打つシーンなんていうのもあったなぁ。女王様のような彼女を打つなんて、ふてぇ野郎だ。さすが大スターなのねぇ。


世にも怪奇な物語

この映画三話からなるオムニバスなんだけど、わたしは最後のフェリーニが監督した「悪魔の首飾り」ってお話が忘れられないなぁ。テレンス・スタンプの壊れていく様子がすごいし、幻覚で時どき現れる少女が本当に怖い!!!
あ、一話のロジェ・バディムは、どうでもいいです(笑)。彼の映画は永井豪(はにーふらっしゅ)も影響を受けたという「バーバレラ」と、あとミーハーに「ドンファン」でも観れば、あとはどうでもいいような気がします・・・。あ、「危険な関係」も彼が映画化していたのね・・・。バディムはフランスきってのプレイボーイで最初の妻がブリジット・バルドー次がジェーン・フォンダ、三番目がカトリーヌ・ドヌーヴときたもんだ。金髪美女がお好きなのですねぇ。


バーバレラ


ドンファン

あと、アラン・ドロンといえばダリダの「パローレパローレ」での後ろでぼそぼそ甘いささやきかなぁ。この曲日本でもいろいろカバーされてるんですねぇ。中村晃子&細川俊之(しぶー)、金井克子&野沢那智(これ、聴きたいような・・・)などがあるそうな。この曲で二人がデュエットしているいきさつは、その時期にダリダの最初の夫が自殺し彼女も自殺未遂しているところを見かねたドロンが彼女を立ち直らせるために一緒に歌ったとのこと。ダリダの人生は波乱含みなのですね・・・。
ダリダはニースにいた時よく聴いていたので、彼女の歌声を聞くと地中海の青さを思い出したりもします。イタリア人の彼女のフランス語はRが巻き舌になっていて、美しいとはいえないのだけど、あの濃さがいいのよねぇ。日本でいうと演歌みたいで、カラオケで歌ったらはまりそうだなぁ。
ダリダについてはコチラ
彼女はフランスを代表する歌手なのですねぇ。そういえば彼女、ゲンズブールやバルバラと一緒に記念切手にもなってたわ。そのわりには日本では案外CDが手に入りにくいのよねぇ。泣ける曲がいろいろあるのにねぇ。。。

おっと、ドロンのわりと新しめの映画にパトリス・ルコントの「ハーフ・ア・チャンス」(UNE CHANCE SUR DEUX)がありましたね。この映画では女優(ヴァネッサ・パラディ)にはあんま目が行かなかったような・・・。なんか、ドロンとかパラディってフランス的な感じが個人的にはしないんですが。。。この映画で目がいくのはやはりジャン=ポール・ベルモンドかなぁ。ドロンとベルモンドは若い時期から映画で名前の出る順番を争って喧嘩したりしてたそうです。


ハーフ・ア・チャンス

この映画に出演しているジョアンナ・シムカスについても二、三・・・。彼女はこの映画に出演した翌年シドニー・ポワチエと結婚して引退しちゃってます。当時のファンはさぞかしショックだったでしょうね。彼女の映画でよいとされているのが、同じ監督が同じ年に製作した「若草の萌えるころ」


若草の萌えるころ

そういえばこの「冒険者たち」の 監督ロベール・アンリコについてなにも触れていませんでしたねぇ。彼の映画で印象深いのは「ラムの大通り」かな。


ラムの大通り

結婚式のシーンでブリジット・バルドーが歌う曲が印象的です。もうこの映画での彼女は若くないという意見もあるけど、許す!
そして、この映画の音楽も最初に紹介したフランソワ・ド・ルーベだったのね! こりゃあ、聴かなきゃ!!!

こうして考えてみると、映画って音楽がすごく重要なのねぇ。シーンよりも記憶のなかに残っているのは案外音楽のフレーズだったりなんかして。。。

2005年08月18日 | 私的フランス映画 | こめんと 11件 | とらば 5件 | とっぷ

コメント

こんにちは

世にも怪奇な物語で鞠をついている女の子、本当に怖いですよね。わたしはテレンス・スタンプの記者会見のシーンでの受け答えが大好きです。あと冒頭の空港のシーンとか。
冒険者たちはサントラはないんでしょうか?
ド・ルーペのCDわたしも欲しくなりました。しゃるろっとさんは本当にフランスのこと詳しいですね。感心します。あと、ダリダといえば「ミナ」という映画を思い出しました。ダリダの曲で泣けるというのはわたしもわかるような気がします。

2005年08月19日 / neo #-URL【編集

サントラ

neoさん、こんにちは!
さっそくアマゾンで調べたのですが出てきませんでした。ないんでしょうかねぇ。
あのシーンのスタンプの受け答え、すごくいいですよね。確か記者会見でお掃除している人に結婚してくださいとかいきなり言ってたような。。。空港のシーンも幻想的でさすがフェリーニって感じですよねー。
「ミナ」、せつない映画ですよね。自分は二人のうちどっちのタイプ?って考えたりしたなぁ。あの映画のダリダの曲もまたせつない、せつない。。。
それにしても、neoさんって夜更かしねぇって、わたしもか!

2005年08月19日 / しゃるろっと #-URL【編集

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2005年08月19日 / #【編集

ドロン

> なんか、ドロンとかパラディってフランス的な感じが個人的にはしないんですが。。。
たしかにそうかも(笑)
逆輸入的なフランス?
ゴダールの「ヌーヴェルヴァーグ」でドロンを見たのですが、なんだかちょっと面白かったのです。\(^o^)/

ピカソ美術館一度行ってみたい場所です。
トイレも興味津々。

2005年08月20日 / 枕木 #u3MRTyDcURL編集

枕木さんへ

フランスにいたとき思ったんですが、ドロンのような整ったルックスやクールっぽいキャラクターのフランス男性っていなかったので、余計にそう思います。フランス人も日本人と同じく自分の国にないものがお好きなのかな・・・。パラディもそんな感じがします。

ピカソ美術館いいですよー。記事であんまりピカソのこと触れてなかったけど(笑)、見ていて心が和むと言うか、素材の使い方や色づかいもおもしろかったです。日本で作品を見るのと全然違った印象を受けました。
ド・スタールは本当にインパクトあります。あの絵の赤を最後に見たあと、外の地中海の青がまばゆくて、それはもう衝撃的だったのです。

トイレはホントにきれいで、なんだかお洒落でした。。。でも日本のちょっとコジャレタところに比べるとあれくらい普通なのかな。。。それくらいフランスのトイレがダメってことでしょうね。。。

2005年08月20日 / しゃるろっと #-URL【編集

冒険者たち

はじめまして。チェイサーと申します。
とても勉強になるブログですね。
先ほど拙ブログをトラックバックさせていただきました。またお立ち寄り下さい。

2005年08月21日 / チェイサー #HrWhaFZwURL編集

チェイサーさんへ

はじめまして! アラン・ドロンのファンの方ですか? すいません。好き勝手なことを書いて。。。でも彼の美貌は認めますよっ! フランス人男性であんな端正な人はめったにいないと思います。
あの、チェイサーさんのブログにわたしは立ち寄ったことはないと思っていたんですが。。。いつのまに???

2005年08月21日 / しゃるろっと #-URL【編集

いえ、私の方でここの記事を探し出しまして、こちらから勝手にトラックバックさせてもらいました。突然失礼しました。ドロン関連のフランス語の文書を翻訳しようと試みていますがなかなか難しくて大変です。これからも読ませていただきますのでよろしくお願いします。

2005年08月21日 / チェイサー #-URL編集

こちらこそ

チェイサーさんは男性だったのですね。すごいドロンの情報量の多さに驚きました。そういえばパリで有名人の家を訪ねる(中には入りませんが)ツアーがあって、そのなかにドロンの家がリストアップされていました。わたしはそのツアーは参加していませんが、ドロンの家の外観の映像は見ました。素敵なアパルトマンでした。(ご存知でしたでしょうか?)
雑誌の記事の翻訳は大変でしょうね。わたしのブログが果たしてお役に立てるか疑問ですが(笑)、こちらこそお願いします。

2005年08月21日 / しゃるろっと #-URL【編集

冒険者たち

ド・ルーベのサイトを教えていただき懐かしさがいっぱい!良かったなあ、あの音楽。。5年ほど前にフランス大西洋岸のラロシェルに行き、念願叶ってあのフォール・ボイヤール(海上の砦)を見学してきました。中には入れず、海上から外観をぐるりと眺めただけでしたけど、、。もう、頭の中にあの口笛のメロディがずっと鳴り響いてしまって、、。涙がズルズルと、、。ドロンが「レティシア」への思いのたけを歌った主題歌もシングル版B面で何度聞いたことか。名画座で見ると、大体エンドタイトル途中でお客さんが立ち上がって、みんなバックにに流れるこの唄は聴いてないんですよね。いい詩なんだけどなあ。君は僕のそばで歌っていた傷つきやすい小鳥だった、こんなにそばで歌っていたのに僕はそれに気づかなかった、っていう後悔の歌。これって、ポワチエにジョアンナ・シムカスをさらわれてどうしようもない喪失感に浸った多くのジョアンナ・ファンの心を代弁したような歌だと思うんですけど。ああ、懐かしき60年代。

2005年12月29日 / ひろ #-URL【編集

ひろさんへ

コメントありがとうございました!

わたしはラロシェルには残念ながらまだ行っていないのですが、いろいろと映画になっている場所などを訪ねるのは大変興味深いです。
ここはあえて映画のイメージを守りたいな・・・と思ってちょっと敬遠している部分もあったのですが、ひろさんのコメントをみてやっぱり行ってみたいなーと思いました。

60年代や70年代の映画は大好きです(リアルタイムではみてませんが)。音楽や映像もさることながら役者も魅力的ですね。

改めてこの映画を観てみたいです。

2005年12月30日 / しゃるろっと #-URL【編集

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