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美しい一日

台風が去った後って大好きです。いつもより空が澄み切っていて、空気も新鮮に感じます。昨日など本当に爽やかな気持ちのいい一日でした。
さて、「異邦人」のほうもママンのお通夜が終わり、また新しい一日が始まったようです。今日は風景描写を中心にお送りします。

Quand je suis sorti, le jour était complètement levé.

私が出掛けたとき、陽は上り切っていた。

ここでと訳されている名詞jour太陽そのものというよりは、日の光陽光といったところでしょうか。
このjourという名詞はなかなかクセモノで、最初に習うときは(一日)という意味で出てきますが、他に昼間明かり隙間といった意味もあります。複数にすると、人生時代時期という意味にもなります。nos joursというと、直訳では私達の日々ですが、これは現代という意味になるのです。
そして、ここで使われている動詞のlever、これは一般的に上げる起こす立てる、といった意味を持っていますが、慣用句でこの動詞の後にcœurを付けると、うんざりする、という意味になります。なぜでしょう?? ちなみに後ろにpiedを付けるとくだけた言い方で逃げるずらかるという意味になります。こちらはわかりやすいですね(笑)。

le ciel était plein de rougeurs.

空はすっかり紅を帯びていた。

この紅を帯びていたっていう訳、美しいですね。赤く染まっていた、ってことなんですけどね(笑)。

C'était une belle journée qui se préparait.

これから美しい一日が開かれようとしていた。

ここで美しいと訳されている形容詞belle(男性形ではbeau)についても少し解説してみます。一般的にこの形容詞は美しいきれいな、といった意味で使われますが、天気を表現する言い方もあって、その場合は晴れた天気のいい、といった意味になります。その他には、すばらしい立派な快い楽しい好ましい上等な高級な相当な、(量、程度が)大きな、などなど、いろいろな表現で使われます。その上、反語的にくだらないひどいといった皮肉を言う場合に使うこともあるので油断ができません(笑)。
そして動詞のse préparerですが、準備する用意する、という意味のほかに、~が起こりそうだという意味もあります。
そういったことから、このフレーズは噛み砕いて考えてみると、これから天気のいい一日が始まろうとしていた、と訳することもできますね。

je respirais l'odeur de la terre fraîche et je n'avais plus sommeil.

さわやかな大地のにおいをかいだ。もう眠気はなかった。

ここでは日本語訳は主語が省略されています。前後の兼ね合いで、いつも主語をはっきりとさせる必要がないからです。日本語は主語がなくても文として成立する言語です。ある意味、それは場合によって曖昧な印象も受けます。一方、フランス語は必ず主語を付けなければ文といて成立しない言語なので、それだけ物事が明晰になるような気がします。これはもちろん、英語の場合にもあてはまります。

J'ai pensé aux collègues du bureau.

事務所の同僚のことを思った。

このフレーズは名詞が複数になっていることを意識して、同僚たち、にしてもいいと思います。それから動詞のpenser考えるに変えて、事務所の同僚たちのことを考えた。と訳してもいいですね。

A cette heure, ils se levaient pour aller au travail : pour moi c'était toujours l'heure la plus difficile.

こんな時刻に、みんなは仕事にゆくために起きるのだ。私にとって、それはいつでもいちばんつらい時刻だった。

ここで注目するのはこんなと訳されているcette、男性形のceの形容詞の用法。一般的にはこれそれ、という意味ですが、話し言葉では場合によって軽蔑や哀れみを込めて、そんなあのこんな、といったニュアンスになることがあります。

朝のすがすがしい空気のなかで、ムルソーったらすっかりリラックスしていますね。仕事のある日の朝は苦手なのに、このときとばかりに爽やかさを謳歌しています。
今頃の時間に仕事に出かける同僚のことなどを考えていて、これから始まるママンの埋葬のことなど、もちろん彼は考えてもいませんね。。。

2005年09月10日 | 「異邦人」を読む | こめんと 4件 | とらば 0件 | とっぷ

コメント

またまた勉強に!

分かりやすい解説&訳でした(*^-^)
sortiという単語に見覚えがあるなと思っていたら、覚えた文を紙に書いてPCの横にずっと貼っていたのですがその中にありました!
「Je vair sortir」あってるのかな?
でも、これだ!と思って嬉しかったです。
動詞のleverを使った慣用句、とても勉強になりました。そしてここでも単語に反応してました(笑)ぼちぼち楽しみが増えました(^▽^)/

2005年09月11日 / mine #gcWPADJgURL編集

mineさんへ

えっ、勉強に役立っていますかー? うれしいですね。読んでくれる人の声を聞くと励みになるものですねぇ。

Je vair sortir は

je vais sortir かな。原型はallerですか?

そうすると、「まもなく出かけます」、とか「外出するところです」という意味になりますが。。。それのことかな?

PCの横に張っているのですかー? すごいですねー。

2005年09月11日 / しゃるろっと #-URL【編集

あ、それですw

書き間違えてました。(笑)今目の前に貼ってあるのにはちゃんと書いているのにダメですねぇ(`□´)コラッ!
これは、たまたま出かけた時に、フランス語の先生に会って教えてもらった言葉なんです。
だから、シチュエーションが想像つかないですよね(*^-^)

2005年09月14日 / mine #-URL編集

そうでしたか

動詞の活用ってめんどいですよねー。

最初の頃、フランス語で上のクラスにいる人たちを見て、頭の構造が自分とは違うんだろうって思ってました(笑)。頭の中、割って見てみたいーとか(笑)。
でも、頭のよしあしじゃないのねって思う今日このごろです。要は慣れなのよ♪

2005年09月14日 / しゃるろっと #-URL【編集

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