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フレンチなしあわせのみつけ方♪

最近になってようやく観たこの映画、おもわず、タイトルに音符を飛ばしてしまいましたが(笑)、なんじゃ、この邦題☆ 
原題は「Ils se marièrent et eurent beaucoup d'enfants」全然ちがいまする。
ベタですなぁ(笑)。ま、あんまり突っ込まないけど。お話的にもフレンチって、あなた!?

フレンチなしあわせのみつけ方




オフィシャルサイトはコチラ(日本版)

仏版はコチラ 予告編が観られます。

この作品、前作の「僕の妻はシャルロット・ゲンズブール」に続いて実生活のパートナーでもあるイヴァン・アタルの監督第二作です。わたしは今回の方が好きかな。実際の夫婦&実の子供というキャスティングで、またやりおったかという気もするけど、最初はイヴァンはこの亭主役をやる気はなかったらしいです。
ま、それは置いといて、わたしは「映画の命はオープニング」と勝手に思っているんですけど、そういう意味ではこの作品は成功してます。夜のバーでぼんやり漂うようなシャルロット、思わせぶりな始まりですなぁ。
どうも、わたしはこのイヴァンが撮った作品のシャルロット・ゲンズブールがいわゆる「いい女」すぎるのについていけないのですが(笑)、設定としては、今回も男たちをうならせる美人という役どころになっております。年のわりにかわいい顔して、声をかけてくる男性には一言目に「寝ないわよ!」と言い放ち、煙草をけだるげにくゆらせちゃったりして。ほんと、彼女はしぐさも言葉遣いも、独特の歩き方も、なにかぶっきらぼう、倦怠的なムードで笑顔もどこかぎこちない。個人的には「ジェイン・エア」みたいな不器量で薄幸で意志が強い女性ってほうがはまり役な気もしますが。
今回はオフィスの机に靴のまま両足を上げて電話してたり、カフェに一人で入っていって、オーダーした途端にギャルソンの前で号泣したり、旦那を置いて、子供といきなりモロッコにバカンスに行っちゃったり、すんごいことやっても、許してあげましょうね♪
あといつも思うけど、小顔で手足が長い彼女はなんでもない服でも、妙に決まってみえますね。今回もルーズなコートの着こなしなど、さすがにお洒落さんだわ。

この映画については、音楽は初期のヴェルヴェット・アンダーグラウンドなどが使われていて、ベタな邦題が恥ずかしすぎるくらいフレンチしてません☆(フレンチって言い方自体、わたしは普段から抵抗ありますね)
設定としてこの夫婦はセレブ(!?)らしいので、住んでいるアパルトマンのインテリアなどはなかなかよいです。キッチンもバスルームも居間もひとつひとつの部屋がいいセンスしてますね。あと、パリの街の描きかたがすごく好きです。
シャルロットが通っているCD屋(シャンゼリゼのヴァージン・メガストアとわたしはみた)のあのワサワサ感は、なにか観ていて懐かしい感じがしました。そこで、フラリと同じCDを試聴しにくる謎めいた男(ジョニー・デップだということに、最初気づきませんでした)との出会いのシーン、すごくいいではありませんか!
いままで、散々すんごい女ぶりだったシャルロットが、途端に少女のようにときめく表情になってしまいました! 黙って去っていく彼の後を人ごみの中追いかけていって、同じCDを見せ合った後、動揺して手に持っていたCDを落っことして照れ笑いなんてしちゃって。
この映画のテーマって「夫婦の倦怠期」というものなんですね。亭主はどうやら浮気をしているらしい、でもだからといって適当な人と遊ぶのはイヤだと思っていたところに、ジョニー・デップですか。なんてラッキーな☆ どう考えても、いつも男同士つるんで女性の話ばかりしているような夫より、なにか知的で謎めいたジョニーに一目ぼれするシャルロット、そりゃ、当然だ。

個性的なキャストのなかで、おおっと思ったのはイヴァンのお母さん役で出ていたアヌーク・エーメ。以前「男と女」の記事で「ヘビ女」と書きましたが、久々に観ました。大人の女性の貫禄充分ですなぁ。彼女が長年連れ添った夫とのレストランの食事のシーン、向かい合って座ることもなく、会話をするわけでもなく、黙々と食事する夫と、始終遠くをみるような眼差しのエーメ。「夫婦」について考えさせられる、なにか淋しいシーンですね。

この映画のメタファーとしては「上昇するエレベーター」をあげておきます。フロイト的心理分析によると、それは「性の高まり」を暗示するシンボルだそうです。なるほど、最初のほうのシーンではそのなかで夫のイヴァンと激しく抱き合ってます。最後のシーンでは、偶然を装ってアパルトマンを見学にきたジョニー・デップと高くどこまでも登っていきますね~。
ふたりが待ち合わせたのはメトロ・ブランシュ駅のあるピガール界隈にも近い、ポルノショップなどの多い地域です。以前、モンマルトルの記事のとき、このメトロの入口も写真を偶然アップしてました!
パリの生活に疲れたのか、田舎に家を買って引越しをするシャルロットとイヴァン。ふたりはこれから静かに仲良く暮らすのかしら、と思っていたら、相変わらずイヴァンは愛人と切れてないし、最後にシャルロットはジョニーと再会するし。こりゃあ、続編も観てみたいくらいだわ。
ま、エレベーターでどこまでも、まるで天国まで行けるくらい、上がっていった二人ですから、そのアパルトマンは愛の巣になるんでしょうかね。

それにしても、前に書いた「アメリ」といい、この映画も下ネタ満載(というか性描写が露骨)でした~。あと、この二つの映画に共通するのは、ひとは「謎」に惹かれるってことでしようか。
アメリがモンマルトルの歩道に矢印引いたりするのもすごい作戦じゃって思ったけど、ジョニーもわたしが思うに、前からCDショップでシャルロットを見初めていて、作戦を練っていたんじゃないのかなぁ。もし軽くストレートに誘ってたら「寝ないわよ!」ってあっさり断られてたかもしれない(笑)。愛は作戦練ったものの勝ちですなぁ。
あと、ラテン系のフェミニストな男性のノリよりも、たまにみたアングロサクソン系のあっさりした男性が新鮮だったのかもしれませんしね。これはわたしもなんとなく、わかるような気もします(笑)。

この映画についての、いろんなブロガーさんの記事を見たら「お話がよくわかんなかった」っていう意見があってびっくり。なに観てたんじゃ。
映画のレビューらしきものを今日は長々と展開してみました。
いつもの映画のカテゴリーのものより、観てすぐ書いたので、内容は濃かったと思います(笑)。

2005年11月03日 | 私的フランス映画 | こめんと 2件 | とらば 1件 | とっぷ

コメント

私も

シャルロットはジェイン・エア派です♪♪
ジェイン・エアを観て、シャルロットファンになったので、最初はイギリスの女優さんなのかな~って思ってました。
逆境にもめげず、凛とした姿が美しい。
あれを観て英文学の道に進んだのですよ、uwabamiさん。(実は元々英文の人間です、笑 仏文ではなく)

ふてくされ唇がかわいい★
だけんど、しゃるろっとはんぶっきらぼうで無愛想ですよねー、笑
そこがまたいい。

でも、仏映祭でみた時は、終始ニコニコ♪♪愛想ふりまき~でびっくりでした。

イヴァンのノロケシリーズ、笑 観てないんですよね。ジョニデも出てるの??それは観なキャー。セクシーですよね、彼。「シザーハンズ」「チャーリー。。。」とか色キャラもイケルし。
くりしぇさんの記事、とても参考になりましたよ~。

2005年11月03日 / uwabami #-URL【編集

uwabami さんへ

ジェイン・エア、なかなかいい映画ですよね~。シャルロットは英語上手いですよね!? あと演技している感じじゃないけど、確かに普段の映像をみると、映画と違っていて、ちょっとびっくり☆ 実は演技派なのね~。

なんか、この映画では、口元「ナマズ」っぽいって思ったのは、わたしだけ!?
いや、すごく最初のシーンなど、大人っぽくて美しいんですけど(笑)。

イヴァン、最初観たころは、単なる濃い青年と思ったけど、だんだん渋くなってきたかな~。この映画は音楽の使い方がよいと思いました。あと、会話もスラングっぽい。

ジョニデは私生活でも、女性の趣味が渋いっすね~。おいしい役だわね。今回♪ ん、色キャラ? 普通の役をやっても怪しさが滲み出るのかな。そういう目でみちゃうかもね。わたし、最後まで誰だかわかりませんでした。最後の字幕スーパーで、あれ? ジョニデかい!? って、初めて気づきました(笑)。

2005年11月04日 / しゃるろっと #-URL【編集

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2005/11/27 | cinema capsule |

フレンチなしあわせのみつけ方

タイトルを見た時、シャルロットとイバンの前作、ぼくの妻はシャルロット・ゲンズブールのように最終的にはハッピーなコメディなのかなと思ったけれど、前作よりもビターでほろ苦い内容の映画でした。コメディなんだけど結構考えさせられるものがあって・・・。よく結婚はゴ

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